2009年10月22日 (木)

これでもうれしかった

昔々、たぶん35年くらい前だと思います。135mmくらいでしょうか。トリミングして先日のM45と同じ構図にしてみました。

M45old

星像が肥大してハレーションが出ているのはX-rayフィルムの特徴です。星雲なんてなんにも写ってないですね。でもこれでもよく撮れてうれしかったものです。
当時のハイアマチュアの写真を見るとカラーで青い星雲が写っているものもありました。でもそんなの撮るのは夢でしたね。しかし今は刷毛で掃いたようなあとまで簡単に写すことができます。光学系の進歩もあるのでしょうが、やはり一番の功労はデジタル化で相反則不軌がなくなったことではないでしょうか。それと手軽にパソコンで画像処理ができるようになったこと。今の光学系でもフィルム一発撮りではとうていデジタルにおよばないでしょう。
毎度同じことを書いていますが、やっぱりすごい世の中になったものだと感じます。

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2009年7月30日 (木)

昔の写真でも

あまりに晴れないのでネタも尽きてきました。普通のブログなら日記風になんでも書けばいいのですが、一応星関係のブログを自負していますので、できるだけ星に関連したことを記事にするよう心がけています。

若いときに撮ったこと座です。

Lyra

今から38年前、1971年6月18日撮影、と書いてあります。私が15歳の時です。3cm自作赤道儀で5分露光、PENTAX SP 55mmF1.8(F2.8)、ネオパンSSS、パンドール23℃12分、フジブロマイドF5だそうです。F5は街の写真館からわざわざ取り寄せをしてもらった貴重な印画紙でした。

こっちは同じ日のはくちょう座です。

Cygnus

こっちは露光10分です。少し流れてしまったのが残念です。

このときの記憶を思い起こせば生まれて以来初めての最もきれいな天の川だったように思います。あまりに濃かったので深夜でしたが撮影を始めたのだったような・・・まあ記憶というものはだいぶ歪曲されますので、今となっては見慣れている程度の空だったのかもしれません。

あえてカラーで処理しました。原版に忠実に色を調整しています。単なるグレーよりも味がありますね。 自画自賛ではありますが、38年を経ても全く色が変わっていません。まじめに定着と水洗いをしたせいだと思いますが、セピア色の写真というのはもはや死語ですね。自画自賛ついでに言えば、この二枚が私の最も好きな写真です。家の玄関先で撮れる、いい時代でした。

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2009年7月24日 (金)

28年前

28年前にも今回と同じような食分の日食がありました。1981年7月31日です。私はまだ20代前半、若かったです。このときは今と違って普通の会社つとめでした。日食を観るからという理由で有給休暇を取りました。よく許してくれたものです。

19810731

高橋50mm屈赤に2倍テレコンバータをつけたと記録に書いてあります。フィルターはND400(たぶん今回のと同じもの)にYA3を重ねたようです。カメラはCanon F1でフィルムはおそらくミニコピーでしょう。正確に5分間隔で撮影しています。

このときは雲ひとつない快晴だったと記憶しています。大きな黒点群もあり、白斑も見えていて今回ののっぺらぼうと比べると賑やかですね。全部で35コマありますので動画が作成できそうです。せっかくの貴重な資料ですので時間をみてやってみます。乞うご期待。

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2009年7月 7日 (火)

七夕さま

今日は七夕さまでした。でも全国的に天気が悪い上に満月とあっては天の川も見られませんね。おかげで落ち着いて織姫さんと彦星さんもデートができたことでしょう。

昔の写真を引っ張りだしてみました。

New1

何十年か前にカラースライドで撮ったものです。逆に今の写真よりも星座の形はよくわかりますね。どれが織姫で彦星かわかりますか。いるかやこぎつねもいますし矢も飛んでいます。

七夕は中国のお話ですが、日本だと梅雨にあたるので季節的にはよくないですね。一般の人が夜空を眺める夕方過ぎはまだ天の川は低いですし、8月8日にした方がいいと思うのですが。ついでに流星もたくさん飛ぶ頃ですし、 星に興味を持つ人も増えるのではないでしょうか。まあ、どこかの国のお役人が休日をずらすようには簡単にいかないでしょうかね。

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2009年3月20日 (金)

さかさまオリオン

ちょうど22年前の今日でしたでしょうか。南半球フィジー島で撮ったオリオン座です。

Orion

椰子の木が南国ムードを醸し出しています。季節柄沈むところですが、真冬(向こうは真夏)であれば北の空に逆立ちした姿が見えるはずです。見慣れた星座とはいえ、このような構図で見えると不思議な新鮮さを感じました。

このところ晴れ傾向です。しかし黄砂のシーズンで空の状態は最悪です。月も無くなってきたのにこれではだめです。まあ、幸か不幸か、人並みに忙しい年度末を送っていて星見どころではないのでちょうどいいです。ブログのネタも少しはあるのですが、更新が滞っているのもそのためです。今のうちに稼いでおかないと暇になっても別の意味で星どころでなくなるかもしれません。今月は少し星見関係はおとなしくしています。

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2008年7月25日 (金)

35年の歳月

テレビを見ていたら35年(以上か)前の青春スターという人が出ていました。あの頃は自分もまだ若く、当時のTVを見ては、青春とはすばらしいなあ・・・と素直に感激していたものでした。すでに青春などという言葉は死語になり、お笑いの中でしか語られなくなりましたが、この世代のオヤジとしてはやはりあのスターを見るたびになぜか共感を覚えてしまうものです。

そんなわけではありませんが、パソコンの中身を何となく開いていったらちょうどその頃にとったと思われるカラースライドのスキャン画像が出てきました。

射手座の天の川です。

Org

これはオリジナルです。あの頃はこれでもカラーで天の川が写ったものだと感激しました。長年の歳月で退色していますが、どこまで復活できるか画像処理してみました。

その結果です。

Photo_2

カブリは取り切れませんでしたが、まあまあ見れる写真になりました。たぶんフジカラーR100ではないかと思います。露光も10分程度ではないかと。当時は原版でしか見るすべはありませんでしたが、画像処理でいかようにでもできる現代というものが本当にいいものかな・・・とふと思ってしまいました。不便が楽しかった時代でもありました。

ちょっとオヤジ的感傷にふけってしまいましたが、さて現実の天気ですが梅雨に逆戻りしたような日が続いています。例年は7月に撮影できた日はありませんからまあ、普通なのでしょう。ちょうど8月に入ったころが月も天気も撮影にうってつけとなります。期待しましょう。

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2008年3月30日 (日)

DEEP SPACEの魅力

かみのけ座とおとめ座の中間あたりは無数に銀河が点在しており、DEEP SPACEというにふさわしいエリアです。天文を始めた頃からあこがれており、当時も写真を写していました。

Deepsky

1976年の撮影ですから32年前です。135mm望遠レンズで10分の露光だと写真の裏にデータが書いてあります。ただの点にしか見えない銀河を星図で拾っては宇宙の広さに思いをはせたものでした。普通の人には理解できない楽しみでしょうね。

四角で囲んだエリアは先日撮影したマルカリアンの鎖の視野角です。とても鎖には見えません。当時は誰も鎖状に並んでいるなどと注目していなかったですね。注意しないと銀河と恒星の区別がつきません。現代の写真技術の進歩に感動してしまいます。

Google EarthのSKYモードでもこの辺を拡大すると無数に小さな銀河が見えてきます。コンピュータ時代の新たなDEEP SPACEの楽しみ方です

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2007年12月 7日 (金)

昔はこんなもん

今月に入ってから、新潟はまったく晴れません。この先一週間先まで晴れる気配はありません。この季節は本当にいやです。それに引き替え、関東は晴れ続きでうらやましい限りです。じゃあほかの季節で関東より晴天率が高い日があるかというとそうでもなく、こればかりは全く天の不公平を感じます。

せっかくの新月期に焦りますが、どうしようもありません。昔の写真でも再処理するくらいしか楽しみがありません。

M31

今を去ること30年前に撮った写真です。当時はこれでもよく撮れた部類で、一人悦に入っていましたが、今の写真と比べると比較にもなりません。当時を知る天文マニアが今のめり込むのもわかります。

しかし、銀塩写真はいくら画像処理をしても何も出てきません。やっぱりおもしろくありません。これはネガからスキャンしたのですが、印画紙に引き伸ばしたもののほうがきれいです。昔のネガを再処理してよみがえらせようと計画していましたが、どうやら無駄のようです。やっぱり銀塩写真は紙で楽しむものですね。

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2007年10月20日 (土)

記憶にありません

実家を発掘したら昔撮った天体写真が出てきました。今見るとなかなかおもしろいです。

これはIC1805とIC1848です。いわゆるハート星雲と胎児星雲です。

Ic18051848

1976年に撮りました。105mmで10分ガイドです。もちろん手動です。フィルムは103aFにR1フィルタを付けています。ご丁寧に裏にデータが書いてありました。

写っていますね。現代の画像処理によりよみがえりました。実は自分でも撮ったこと覚えていません。偶然ではなく狙っていたようです。当時よくこんなマイナー?な星雲を知っていたものだと思います。自分の中ではデジタル時代に有名になったものだと思いこんでいました。

これからこちらは天気が悪くなりますが、ネタがないときは時々アップします。まあ、自分のためのアルバム作りだと思っていますので、見たくもないかもしれませんがおつきあいください。

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2007年7月12日 (木)

あこがれの南半球

今月号の天ガを見ていたら見慣れないダイナミックな星雲が目に入りました。

イータカリーナはかなり大きそうですね。いつかは撮ってみたいものだなあ・・・と思って見ていましたが、そういえばと昔の写真を引っ張り出してみました。

写っていました!

Eta_carina

昔新婚旅行で一度だけいった南半球、Fijiで撮ったものです。南十字と間違えてにせ十字を撮ったところの左下に移っています。

現代の画像処理でどこまで出るかやってみましたが、あんまり変わりません。固定1枚では画像処理しようもないですね。

このときはわざわざ南半球の星座ガイドを買い、簡易赤道儀まで作って張り切って出かけたのですが、結局赤道儀は使わずじまいで固定でだけ撮っていました。

でも双眼鏡でみたマゼランは印象に残っています。超新星にも出会えましたし。イータカリーナの存在は知らなかったので見なかったのですが、惜しいことをしました。

他にも逆さまに沈むオリオンとか珍しい星空にたくさん出会えました。当時は天文熱は冷めていたころで、お気楽に固定だけでいいや、と思っていましたが、もう少し機材を持って行けばなあと、ほんのちょっとだけ後悔しています。

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2007年6月 1日 (金)

高いところで星を見たい

高山で見る星にあこがれます。

私は山登りはしないのですが、生涯で一度だけ(これからもまずないでしょう)富士山に登ったことがあります。学生の時登山をする友人に連れて行かれたのですが、天気は最高で、ご来光を眺められとても感動しました。

夕方から昇り始め、明け方頂上に着いたのですが、頂上に着く少し前に撮ったオリオンです。

Orion

三脚も持たずに登ったので岩にカメラを置いてバルブで30秒ほど開けましたが、ぶれてしまったのはご愛敬です。

3000mは超えていると思います。この高さまでくると大気の境目を感じます。こんな朝焼けは地上ではまず見られないでしょう。

乗鞍岳もこのくらいの高さで、車で行ける唯一の場所ですが、残念なことに数年前より乗り入れ禁止になってしまいました。実は乗鞍は4回くらいいったことがあります。1回は夜を明かしました。

ただ、どういう訳かいわれているほどきれいな星空にお目にかかれませんでした。何となく空が明るく、下界でも少し暗いところならどこでもありそうな星空で、光害もここまできたのかな、とがっかりして帰った記憶があります。そのときの写真もあるのですが見あたらないので見つかったら紹介します。

今までで記憶に残る星空は、その乗鞍に向かう途中の安房峠あたりの谷間から覗いた漆黒の闇にきらめく星々でした。20年くらい前のことです。あんな星空にはあれからまだお目にかかったことがありません。

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2007年5月13日 (日)

M51,M101ファインディングチャート

昨日はM51とM101の写真を載せましたが、これを撮るのは2回目です。

最初は今を去ること31年前です。

M51m101

天文ガイドに送ったところ入選した作品です。恥ずかしいような写真ですがまあ、過去の栄光?といったところです。

当時は写真に線をいれるのもポスターカラーで書き入れたりと一苦労でしたが、これはきれいに引けているでしょう?種を明かせば、引き伸ばしをするときにシャープペンシルの芯をそれぞれの長さに折ったものを印画紙の上に置いたものです。赤フィルターを通した星像の上に置く作業がとてもしんどかった記憶があります。2枚とは焼けませんでした。

あの頃は天ガに載るのも何か一工夫あれば採用される確率が高かったような気がします(実はもう一点載りました。機会があればいつかご紹介します)。高級機材を使ったハイアマチュアの写真がバンバン載る現代から見るとのどかな時代でした。

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2007年3月31日 (土)

大黒点が見たい

現在は太陽活動の極小期でしょうか。黒点がほとんど見られません。先日のぐんま天文台の太陽望遠鏡でも黒点は針先ほどのものも確認できませんでした。

壁に数年前の大黒点の写真が貼ってありましたが、そのときの写真を私も撮っていたようです。

P1010260

2003年10月30日です。このころはまだ天文熱が再燃する前ですが、このようなイベントには一応目を向けていました。これは12倍ズームのコンパクトデジカメで撮ったものです。肉眼でも見える黒点が出ている、とかいうニュースを見たのだと思います。

これは当時まだ大事に持っていた9cm反射で撮ったものです。サングラスにひびが入っていたのでトリミングしてあります(危険ですねー)。もちろん絞ってはありますが。

P1000885

時々太陽も見たくなるのですが、最近ののっぺらぼうは見てもさすがにつまらないですね。大黒点でなくてもいいので現れないでしょうか。

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2007年1月28日 (日)

なつかしのウエスト彗星

どうやら南半球ではマックノート彗星が大化けしていすようです。それにしても見逃して惜しいことをしました・・・

過去にはマックノート彗星よりも明るくなったウエスト彗星がありました。これは、見ました。

Photo_4

朝焼けの空に長大な尾が見えていましたし、しばらくのあいだ夏の星座の間を動いてゆく様子が見られました。ちょうど大学の春休み中だったのでずっと追いかけてることができました。

大彗星だったのですが、残念なことに印象にはあまり残っていません。むしろ明け方に雨戸を開けた目に飛び込んだベネット彗星が生まれて初めてみた彗星だけに印象に残っています。

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2006年11月14日 (火)

超新星撮影

一生に一回でもまず見ることは無理だと思われる超新星が偶然にも写真に撮れたことがあります。

「SN 1987A」大マゼラン雲に現れた超新星です。肉眼で見えた超新星としてはケプラーの超新星以来、約400年ぶりだそうです。

Nova

実は超新星が現れていることなど知るよしもありませんでした。1987年の3月18日だったと思います。新婚旅行で南の島フィジーに行ったときです。

マナアイランドという小島のリゾート地で泊まったのですが、もちろん、南天の星空というのは初めて。そもそもここを選んだのも、南十字星を一生に一回でいいから見たい、という願いから、南半球で一番安くゆけるところ、という単純な理由です。よく女房も許してくれたと思います。

「Mana_Island.kmz」をダウンロード

さておき、天候は申し分なく、初めて見る南十字星、カノープスに感激し、雲のような大マゼラン雲もすぐに見つかりシャッターを押しました。

大マゼラン雲に超新星が見つかっていたことは帰国後に知りました。まさかと思って見ると、はっきりと写っています。

とにもかくにも、普通の人間が生涯で見る可能性は非常に低い超新星を、偶然にも写真に撮れたとはいえ、見逃したわけです(正確には見ていたのだろうけど、その認識がなかった)。うれしいながらもちょっと残念な気分です。

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2006年10月30日 (月)

あれから10年

ネタがないときは昔の写真を載せてゆきます。今更と思うでしょうが、自分のためでもあります。

96032703_1

これは百武彗星です。96年ですから10年前ですね。 遠い過去のようでもあり、昨日のことのようでもあります。歳を取ると時間の感覚がおかしくなってきます。

ISO1600のカラーネガフィルムで撮ったのだと思います。家のすぐ裏ですが、真夜中のせいか、光害の影響も少なく、固定撮影にしてはよく撮れています。色も自然でデジタルにはない良さが出ていると思います。

このころはまだ第二の星見趣味にはまだ目覚めていないときですが、大きなイベントがあるときは欠かさず見ていました。

50mmレンズですが、それにしても長大な尾です。それほど大彗星ではなかったのですが、地球にすごく近づいたせいで、ほぼ全天の端から端まで延びた尾の写真を見たことがあります。

しばらくは大彗星が現れていませんが、ここらでひとつでないかと期待しています。

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