2019年8月 4日 (日)

セカンド撮影地へ

ホーム撮影地もいつまでも安住の地でなくなりつつあるようで、最近は時間のあるときは別のところに行くこともあります。村上市の向こう、天蓋高原です。新潟、いや日本屈指の星見スポットでもありますが、関東圏からは遠すぎるのでそれほど多くのマニアは訪れません。それでも晴れた日には人を見かけないことはないです。交流広場は駐車場も広く、トイレ、水も整備されていますので普通はみなさんここで撮影されるようです。しかし、私はどうもいろいろ車が出入りするところは好きではありません。ですので私はいつもここから少し離れた農道で撮影をすることにしています。まず誰も来ないし、交流広場よりも視界が開けていて、宇宙の真ん中に一人立つ気分が味わえるので最高です。

夕暮れの頃に到着しました。

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若干傾斜はありますが、地面は舗装されていますので機材は設営には困りません。農道とはいえ、ここだけ広い。車駐めて機材をいくつか立てても余裕があります。メイン機材での撮影は相変わらず忘れ物とか、失敗続きで今回も成果はほぼなしです。しかし夏の一日を宇宙の真ん中で過ごせたことがなによりの幸せです。

撤収間際に撮った星空

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パノラマ合成しました。左のオレンジは村上市の灯りです。日本屈指の星空とはいえ、あの方角だけは残念です。右にも青い灯りが。あちらには大きな街はないのですが、光の色からして都市光ではないようです。こういう灯りが周囲にいくつかありますが、もしかしたら日本海の漁り火かもしれません。あれも光害なんでしょうけど、見ている分には美しいと感じました。

機材を撤収中に車が1台やってきました。この時間、こんなところに来るのは同業者以外にありません。と思ったら通り過ぎて行きました。星屋さんなら声をかけてくると思いましたが、そうでないところを見るとただ走り屋さんかもしれません。たまに農道の真ん中でカメラを放置して撮ることもありますが、やらなくてよかったです。誰もこないだろうとは思えど、車も脇に駐め、機材も車が通れるスペースを空けて設置したのですが、正解でした。夏の夜の天蓋高原は星屋さん以外にもいろいろな人が集まります。

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2019年7月17日 (水)

満月の出

今日は夕方になりよく晴れました。少しは晴れるかな、と予想して新潟市北区のほうに仕事の予定を入れました。ほぼ確信的です。終わった後に胎内方面に行くつもりでした。「あるもの」を撮りにです。目的地は桃崎浜。着いたのは日没数分前。海岸からまさに夕日が沈むところでした。でもグリーンフラッシュじゃありません。雲も多いし、透明度もよくないし、もう水平線まで太陽1個分くらいしかありません。機材を出す時間もないので撮影はしませんでしたが、双眼鏡で眺めていました。結構上部が緑です。沈む瞬間フラッシュとまでは行きませんが、緑になったのがわかりました。自分の中では初グリーンフラッシュ眼視成功としておきます。

「あるもの」撮るにはまだ少し時間があります。今日は満月です。まだ1度も見たことのない月の出る瞬間を見たくなり、場所を移動します。荒川堤防の上に行きました。東がよく見渡せます。機材はmini BORG45ED+1.4倍テレコンバータ+2倍テレプラス(約840mm)。さて、どこから出てくるのか。太陽なら明るくなるのでわかりますが、月はたぶん出た瞬間までわからないはずです。予測が付かない。車載タブレットに月や太陽の出没を調べるアプリがあります。時間と方位がわかりました。次にGPSアプリで方角を調べます。それで大体の目安が付きました。その方面にカメラを向けて待つこと数十分。山があるので予定時間よりも遅いです。じっと待っていたら遅れること15分、山の上に赤いものが。

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ちょっとシャッターチャンスを逃しましたが、カメラを構えたところのど真ん中から出てきました。840mmの超望遠で、これってほぼ奇跡ですよね。

半分出たところ

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定義からすればこれが月の出

ほぼ出たところ

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なんか上部が若干緑っぽく見える気がします。月のグリーンセグメントなんでしょうか。月でもグリーンフラッシュ見えると言います。いつか見てみたいです。

さて、このあと「あるもの」を撮りに再び戻ります。続きはまた次回。

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2019年6月19日 (水)

地震と惑星大接近

イベントものはその日にアップしたいと思っているのですが、昨日はブログを書こうと思ったところに地震発生。私のところもかなり揺れました。っていうか津波で避難指示まで出ています。私のところは海に近いとはいえ、高台でむしろ避難場所になっているところの近くですので逃げようもありません。被害の状況もわからないのに脳天気にブログ書いている場合でもないので自粛。ずっと地震情報のテレビ見ていました。幸いというか人的被害はほとんどなく、思ったほど大被害ではなかったようなので今日はブログ書く余裕も出てきました。とはいえ、震源近くは住宅被害などあったようですのでお見舞い申し上げます。

昨日のイベントは火星と水星の大接近。あまり惑星とか月の接近モノは興味がないのですが、今回はかなり近づく様子です。目立った天文現象のない今年にあっては、私的には最大イベントです。天気が危ぶまれましたが空を見ると南は怪しいですが、北のほうは結構晴れ間のある様子。先週グリーンフラッシュで行ったばかりですが、またまた聖籠町の次第浜まで行きました。雲は多いながらも西のほうには隙間があります。暗くなりいくつかの星も見え始めた頃、双眼鏡で探していたら雲間から現れました。

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miniBORG 60ED+0.85倍レデューサー(約295mm)、EOS 60D、AZ-GTi経緯台モード、若干トリミング

透明度は悪いと思いましたが、周りの星も結構写っていますね。月の半径分くらいまで接近しています。肉眼では水星はかろうじて見えましたが、火星のほうはよくわかりませんでした。

カメラレンズでも撮ってみました。

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TAMRON SP AF 28-75mm(約60mm)、EOS 60D、固定撮影

右上の星は双子座のカストルとポルックスです。海にはイカ釣り船。このあと雲に隠れてしまいましたのでここで撤収です。

さて、この2時間後に地震が発生するわけです。より震源に近いし海岸ですので、ちょっと運が悪かったら、天文マニア津波にさらわれる、なんてことにもなりかねなかったかと思うと怖いです。海岸で撮影しているときにたまに、ここで地震が起こったらどうなるんだろう、とかおぼろげに考えることもあります。そんなことが現実になりそうな夜でした。

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2019年5月22日 (水)

月の出を狙う

今日は昨日の雨と打って変わり、とてもいい天気でした。撮影に出かけたいところですが、月の出が22時と中途半端。じゃ月を狙おうと思いましたが、せっかくなのでまだ写したことのない、月の出の瞬間を撮ってみようと思いました。沈むのを撮るのは簡単ですが、出る瞬間ってどこに出るかわからない。そこでAZ-GTiを使うことにしました。あらかじめ近い木星でアライメント取っておきます。それから月の出の数分前に月を導入しておけば視野の中心から月が出てくるはず。私の車の駐車場からだとちょうどベストな位置から昇るはず。と思ったのですが、導入してみたら近くの木立に隠されてしまいました。その木のおかげでうちの物星台からω星団が見えないし、本当に邪魔な木です。そのまま機材を持って平行移動しました。月の出時刻になっても現れません。どうやら低空雲があるようです。5分くらい待ったらようやく雲の間からオレンジ色の月が顔を覗かせてきました。

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mini Borg 60ED+1.4倍テレコンバータ+EOS Kiss X2、トリミング

こういう、ある時間に現れるものを待つ間ってわくわくしますね。昔のSL撮影を思い出します。今度は低空に雲の無い時を狙って山影から出る瞬間を狙ってみたいです。

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2019年3月 8日 (金)

細ーい月

今日は冬型の気圧配置で冷たい風が吹いていましたが、そこそこ青空が広がっていました。日が沈んだあと、雲が多いながらも西空は透明度もよくきれいな夕焼けでした。昨日新月を迎えたばかりの若い月を見る絶好のチャンスです。日没20分後のまだ薄明の明るい空に細ーい月が難なく見つかりました。

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コ・ボーグ36ED(200mm)で撮影。山は角田山です。

これは60ED+1.4倍テレコンバータ+2倍テレプラス(980mm)です。露出を抑えて細さを強調してみました。

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露出をたっぷりかけて地球照を出してみました。

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15秒くらいかけました。AZ-GTiの経緯台モードで追尾しています。初めて実践投入してみましたが、便利ですね。やっぱり面倒な赤道儀モードより手軽な経緯台モードです。こういうちょい撮りには威力を発揮します。星も写っていますが流れていないです。くじら座の6等星のようです。いつか佐渡に沈む瞬間の月齢1の月を撮ってみたいです。

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2018年12月 7日 (金)

次の新月は日食

とうとう新月を迎えてしまいました。この新月期もほぼ成果なしです。年末まで晴れる期待もありません。新年ご挨拶の写真を先月の遠征の時に撮っておいてよかった。

来年のカレンダーを出しました。一番星さんのカレンダーです。そこで初めて知りました。まだ松の内の1月6日の新月、部分日食なんですね。部分日食はさほどの感動もありませんが、一応イベントものですので狙います。ちょうど日曜日。まだ正月休みの人も多いでしょう。こんな感じに見えます。

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ステラナビゲータで8時40分から11時40分まで5分おきにシミュレートしてみました。割と食分大きいですね。我が家の物星台からは前半は見えそうにありません。軽い機材抱えて近くの駐車場で見るか。まあ、全経過見る必要もないので後半を物星台から撮影するか。寒かったら家の中からリモートで眺めるのもいいかもしれません。晴れてくれれば1年間幸先いい、と思いたいところですが、日本海側ですのでどうなることやら。関東に遠征してまで見るものでもないですね。

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2018年12月 4日 (火)

46Pを撮ってみたのですが

あまり彗星にはアンテナを張り巡らせていない私がウィルタネン彗星(46P)を知ったのは12月1日の撮影中。他の方のブログで見てはいましたが、どれくらいの明るさで、どこにいるかなど全然わかりませんでした。撮影中ネット見て、今見えるんじゃん、と気が付き、慌てて探してみましたが時すでに遅しで低空へ。双眼鏡でも見えませんでした。そこで翌日、日曜日にぜひとも撮ってやろうと夕方から機材を設営しましたが、薄雲に覆われ残念な空。それでも一応望遠鏡向けてみたら存在だけはわかりました。

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1400mmで撮ってトリミングしました。ライブスタックができません。星の数が少なすぎるからだと思います。静止画で12枚くらいを彗星基準でコンポジットしました。6分ですが移動が早いですね。

雲がなく、暗い空ならこんな感じで撮れたはず。

46p

核の周りのコマが画面からはみ出るくらいです。もっと単焦点狙いですね。こればっかりは暗いところにいかなければまともに写らないでしょう。晴れたら遠征してみます。とはいえ、しばらくは雨、雪の予報です。新月期はなぜか晴れません。

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2018年11月19日 (月)

そろそろ冬支度

週間予報から晴れマークが消えました。そろそろ新潟も冬に入ったようです。今週末はもしかしたら雪がちらつくかも。といっても今年は雪が遅いです。去年は今日初雪があったようです。積もる前に山の方に撮影に行く機会もあるかもしれません。凍らないとも限らないので、念のため早めにタイヤ交換しておこうと思います。

遠征できない分、自宅観望が多くなると思います。貴重な晴れを有効に使うために月夜でも見れる対象に、惑星状星雲めぐりを考えています。小さいですが、単位面積あたりの光度は明るいので短時間露光でも写ります。私が知らないだけで名称のついていない惑星状星雲でも面白そうなのはたくさんありそうです。家の中からぬくぬくしながらステラナビゲータで一つ一つ訪ねるのも楽しそうです。

15日に撮ったエスキモー星雲です。

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短時間露光で数枚ライブスタックでこれくらいです。写真撮らずとも見て歩くだけでもいいかも。とはいえ、新潟の冬の天気は変わりやすいので、機材を出したり入れたるするのが大変そうです。晴れたら即見られるような、なにかいい方法ないですかね。

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2018年8月 7日 (火)

物星台の天の川

夕方までどん曇りで、全然晴れる感じがしませんでしたが、23時頃空を見ると快晴です。予報とGPVではちょっと晴れ間が出そうではありましたが、ここまでよく晴れるとか思いませんでした。透明度も最良です。ただ、風が強いのでシーイングは悪そうです。こんなんならプチ遠征でもするか、物星台から明るい星雲でも直焦点撮影すればよかったなあ、とちょっと残念でした。光害地ですがおぼろげに天頂付近の天の川が見えます。ケフェウス座あたりのも見えます。どれくらい写るのか試したくなりました。しかし今日に限ってデジ一ありません。コンパクトデジカメで撮ってみました。

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Canon PowerShot G7X、マニュアルモード、20秒、F2.0、ISO1600、2枚コンポジット

さすがに画質はいまいちですが、光害地にもかかわらず、これだけ写ってくれました。広角での星野写真は望むべくもありませんが、画角の狭い直焦点撮影なら結構いろいろ撮れそうな気がします。最近なかなか遠征が億劫になってきました。帰る時間を気にすることもありませんし、案外撮影の範囲が広がりそうな感じです。光害カットフィルターに指がかかりかけています。

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2018年7月29日 (日)

過去の月食・未来の月食

昨日は月食でした。残念ながら新潟ではほとんど見られませんでした。しかし条件としては、たとえ晴れていたとしてもきれいな皆既は見られなかったと思います。食マニアとしては次が気になりますよね。それでこんなものを作ってみました。

Lunarecl_2

月食計算サイトで作成したデータを元にステラナビゲータでどのように見えるかを検証してまとめました。もしデータに間違いがあってもご容赦ください。

白は皆既の全経過が見られます。グレーは皆既・本影食の一部が見られます。黒は日本(新潟)からは見ることができません。部分食は除いてありますが、例外的に2021年11月19日のはほぼ皆既と言ってもいいくらい深い部分食なので載せてあります。私が生まれた1956年から、長生きできたと仮定して2044年まで、私の生涯で見られるであろう月食すべてです。コメントも私目線ですのでご了承ください。

こうしてみるといろいろ気づくことがあります。2年くらい月食が見られる年があると、次の3年は見られない、というパターンになっています。これってなにかの周期なんでしょうかね。次は2021年5月26日。その次は2022年11月8日、このときは皆既中に天王星食が見られます。たぶんとても珍しい現象なんでしょうね。是非とも見逃さないようにしなければなりません。


コメントに記憶違いがあったので修正しました。

7月30日

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