もうやりません
一度やってみたかっただけなんです。
広角レンズを使ってHαフィルターを通した冬の天の川付近というものを撮ってみたかったのです。今日は絶好の日というわけではありませんが、北区に仕事があったし、終わってから新発田の山のほうに行ければ撮れるかもと、ちょっと準備を。ASIの冷却カメラにカメラレンズを取り付けました。しかしカメラネジで固定ができません。専用のバンドがありますが、持っていません。なんとか代用になるものはないかと探したら、BORGのプラスチック鏡筒バンドがだいたい同じ大きさです。ちょっとブカブカなのでゴム板を貼ってしっかり締められるように調整しました。ガイドはポタ赤でいいので楽です。機材を積んで仕事に。思いの外仕事に時間がかかり、終わったのが18時半。それから新発田の山のほうに向かいます。到着は19時半頃。薄雲が多く星の輝きに力がありませんが、なんとか撮れそうです。機材をセットしてまずはピント合わせ・・・合わない。ASIのカメラはEOSアダプタを付けて、Canonボディとフランジバックが同じになるように調整しているはず。このあいだあれこれいじったので狂ったのか。それともフィルターのせいか。苦し紛れにマウントアダプタのネジを緩めて少し焦点を伸ばしたらなんとか合いました。固定できませんが、広角だからまあいいか。絞りは一段くらい絞ろうかと・・・絞れない。そうでした。マニュアル絞りでないのでできるわけありません。アホですね。開放で撮るしかありません。露出開始します。2枚くらい撮って確認すると・・・流れている。たかが広角レンズで流れるわけありません。1分くらい悩みました。そうでした。さっきポタ赤の電源を入れる時、なんか間違ったスイッチいじったように感じたのですが、南天モードになっていました。やっと撮影開始。画面上でもバーナードループの一部が見えます。ちょっと感動。あまり時間もないし、薄雲はそのままだし。5枚で止めました。帰ってきて処理したのがこれ。
う〜ん。中心以外は星が流れている。たぶん干渉フォルターゆえのピントずれでしょう。そもそも中心でさえピンボケ。ナローバンドは光害に強いとはいえ、西側はかなりのカブリでした。写真は修正してあります。
きれいに撮れればなかなか面白いです。カラーではこれほどはっきりと赤い星雲が描出できたことはありません。また撮ってみたいですが、根本から機材を用意しなければならないのでそこまでお金かけられません。こういうの撮るのはこれが最後でしょう。もうやりません・・・たぶん。
最近のコメント