2021年2月 4日 (木)

天体カメラのダイナミックレンジ

先日晴れた日に撮影したものがもう一つ残っていました。

コーン星雲です。

202102011

miniBorg 60ED+0.85倍レデューサー(約298mm)、ASI183MM Pro(約-15℃)、SharpCap、Hαのみ(GAIN200 450秒×9枚 ビニング2)、EQ6PRO、ガイド鏡Pencil Borg、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、ステライメージ9、、Photoshop CS6で画像処理

最後のほうは低空になったし、いつのまにか霜が降りていたのにも気がつかないで撮っていました。かなり強調したので背景は荒れ荒れです。

ちなみに強調しない前の撮って出しは

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ほとんどなにも見えませんね。初めての人は失敗だと思うに違いありません。これをひたすらレベルを切り詰めると星雲が浮かび上がってきます。すごいダイナミックレンジですね。私も最初はわからずに、撮って出し画像で星雲が見えるようにゲインを上げていました。そうすると簡単に飽和して真っ白に飛んでしまうんですよね。ゲインは極力低くし、画像処理の段階で持ち上げるのを知ったのはずっと後から。こういうのは誰も教えてくれませんし、カメラのマニュアルにも書いてありません。自分で見つけろ、ということなんですね。私はまだまだ手探り状態が続いています。

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2021年2月 1日 (月)

12年越しの合成

ちょうど勾玉星雲が天頂近くにあったので撮ってみました。

202101315

miniBorg 60ED+0.85倍レデューサー(約298mm)、ASI183MM Pro(約-15℃)、SharpCap、Hαのみ(GAIN200 450秒×10枚 ビニング2)、EQ6PRO、ガイド鏡Pencil Borg、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、ステライメージ9、、Photoshop CS6で画像処理

たしか電線通過を2回ほどしているのですが、ほとんど影響は見られません。多数枚コンポジットすれば電線通過はそれほど恐れずにすむのかもしれません。

勾玉のカラーはないかな、と自分のブログ内検索してみましたら一応同じような構図が見つかりました。きっちり12年前。数日に分けて撮ったものを合成というのはあるようですが、まさか12年前の画像とコンポジットするなんてのは私くらいではないでしょうか。

この画像を使いました。

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カメラも光学系も全然違いますから、全く合いません。なんとなく色がついたという程度。それでもまあ面白いです。2度楽しめるので冬場のいい暇つぶしになります。

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2021年1月31日 (日)

月夜も上等

1月というのによく晴れます。月夜だというのを無視すれば、これで4日目です。日本海側では異例。梅雨とか秋雨の季節よりも晴天率いいかも。月があっても大丈夫という、ナローバンドで撮影してみました。といってもHαだけですが。

202101311

miniBorg 60ED+0.85倍レデューサー(約298mm)、ASI183MM Pro(約-15℃)、SharpCap、Hαのみ(GAIN200 300秒×10枚 ビニング2)、EQ6PRO、ガイド鏡Pencil Borg、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、ステライメージ9、、Photoshop CS6で画像処理

まだ撮影中なのですが、前回撮ったときのダークとフラットがあったので、これだけリモートでダウンロードしてさくっと処理してみました。中心を飛ばさないで処理した画像と、周辺まで強調した画像をコンポジットして、なんちゃって多段階露光してみました。やっぱり枚数も露光も足りないので淡い部分は荒いですね。色がなくてさみしいですが、昔のフィルム時代はこうでしたよね。月夜でも楽しめるナローバンドは実に楽しいです。

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2021年1月23日 (土)

色を付けました

そういえば昔撮ったバラ星雲があったな、と思い出し、今回撮ったHαをLにしてLRGB合成してみました。

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おお、結構見れるではないですか。カラー画像がちょっと貧弱なので色は乏しくて背景は荒れていますが、構造がはっきり見えて立体感があります。自分でもこんなのが作れるんだ、と思うとちょっとうれしいです。

馬頭星雲はないかな、と思って探してみたらありません。まともな馬頭星雲って撮ったことなかったんですね。これも憧れの対象だったのですが、撮らずじまいに天文人生終わるのでしょうか。春になって近間の畑の撮影地にいけるようになったらカラーだけでも撮っておきたいです。

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2021年1月21日 (木)

はじめてのHα

昨日はよく晴れました。しかし月は0時まで沈みません。でも月があっても大丈夫。なんてったってナローバンドですから。このあいだ届いたHαフィルターを試したかったのですが、ずっと雪続きでなかなかチャンスがありませんでした。ようやくの快晴。しかし物星台の雪のけをしていません。しかたがないので雪上での撮影です。

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赤道儀は常設なのでいいです。パソコン置く台とか電源アダプタは雪の上です。まあ、0度以下なので濡れることはないのですが。今回は短焦点屈折ですので設営も楽。すぐに用意できました。

まずは馬頭星雲

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miniBorg 60ED+0.85倍レデューサー(約298mm)、ASI183MM Pro(約-15℃)、SharpCap、Hαのみ(GAIN200 300秒×10枚 ビニング2)、EQ6PRO、ガイド鏡Pencil Borg、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、ステライメージ9、、Photoshop CS6で画像処理

これはすごい!自分史上かつてこれほど鮮明な馬頭星雲は撮ったことがありません。今回はテストなのでモノクロですが、これに色がついたらさぞ素晴らしい出来になることでしょう。

バラ星雲

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データは上に同じ。星雲の構造がよく見えます。モノクロだけでも十分楽しめます。外はマイナス3度でしたが、家でぬくぬく撮影。それでこんな画像が得られるんですからやめられません。

今度はRGBを加えてカラー化してみたいです。Hαは赤と置き換えるのか、Lと置き換えるのか、いろんなやり方があるようですが試してみたいと思います。来週は結構天気予報に晴れマークがあります。冬の新潟では珍しいことです。しかし満月期。ナローバンドとはいえ、月はないに越したことはありません。まあ、テスト撮影くらいはするかもしれません。

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2020年12月29日 (火)

日食動画ようやく間に合いました

6月21日の部分日食、新潟県は全国でも数少ない快晴に恵まれ完璧な全経過を見ることができました。関東などから遠征に来られた方も多かったようです。私も自宅でほぼ計画通りの撮影をすることができました。メイン機材では1分毎に自動撮影していて、雲に阻まれることもなかったので動画に仕立てようと思っていましたが、枚数が多くなかなかはかどりませんでした。ただめんどくさいだけだったのですが、さすがに年を越してはまずいだろうと、やっとしゃかりきになって取りかかり、ようやくできました。

 

全経過を15秒に縮めました。途中暗くなる箇所がありますが、電線通過です。なにが大変だったかというと、114コマあったのですが位置が全部ずれているので、それを1枚ずつPhotoshopに取り込んで基準画像に対してすべて手動で位置合わせしました。こういう機械的作業が嫌いです。自動化する方法があればいいのですが、ないんですかね。実は動画はあまり興味がなく、タイムラプスもほとんど撮りません。再生時間中じっと見続けるというのが苦手なんですよね。ですのでこれも短時間に納めました。動画作成ソフトも高機能のものは持っていません。Windows 7のおまけについてきたWindows Essentials 2012の中のムービーメーカーを使っています。シンプルですが、カットやつなぎ、再生速度の変更くらいができればいいのでこれで十分です。Windows 10でも動作します。ただ、サポート終了しているので正規サイトで新しくダウンロードするのができなくなっています。私は野良サイトに上がっていたファイルをダウンロードして保存してあります。今もいくつかのサイトからダウンロードできるようですが、マルウェアが組み込まれていたりするところもあるようなので気をつけないといけません。

ようやく懸案事項だった作業も終わり快く年を越せそうです。今年もあと2日。明日のコールドムーンを撮って撮り収めにしたかったですが。難しそうです。

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2020年11月23日 (月)

免震構造にしました

1週間以上も間を置いて、ようやく14日撮影の対象の処理が終わりました。

ペルセウス座銀河団(Abell426)2億3000万光年彼方の銀河団です。

202011142_20201124174901

HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI183MM Pro(約-15℃)、SharpCap、L(GAIN120 360秒×10枚 ビニングなし)、RGB各(GAIN200 180秒×5枚 ビニング2)、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、ステライメージ8、FlatAide Pro、Photoshop CS6で画像処理

この日は透明度もよく、ガイドもばっちり決まり、自分では成功のつもりだったのですが、BG画像がピンぼけしていました。ちょっとずれたなんてものでなく、副鏡の影が映るほど。どこか緩んでいたのでしょう。今のところ原因不明です。Lはうまく撮れたのでRGBはごまかしごまかしなんとか仕上げました。もう一つの反省点はやっぱりRGB画像の露出が足りないこと。枚数を増やすか、露出を伸ばすかといえば、露出のほうを選びます。せめて2夜連続で晴れてくれればいいのですが、なかなかそんな機会はありません。

12日の撮影時、電車通過でガイド星が飛んでしまう現象に悩まされました。三脚の時はゴム板を敷いてから収まったと思ったのですが、ピラーにしたら再び発生し始めました。振動を吸収しきれていないのでしょう。ぶれは少ないのですが多編成電車が通過するとぴょんと飛んでしまいます。ビルの柔構造をまねて柔らかいゴムを敷いてみることにしました。ホームセンターから洗濯機の下に敷く、ブチルゴム製の防振ゴムを買ってきました。効果絶大!電車が通過すると振動による細かいぶれで一瞬ガイド星を見失いますが、十字から外れることなく、通過後は何事もなかったようにガイドを継続します。この日は1回もガイドを失敗することがありませんでした。しかしガイドを成功したといってもまた新たな失敗。なかなかうまくいかないですね。

11月24日


コメントより防振ゴムの問い合わせがありましたので写真を載せます。

Img_1305

裏面はこちらをクリック

ダウンロード

 

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2020年11月16日 (月)

NGC891〜2020

12日に撮影したNGC891です。

※画像を入れ替えました。

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI183MM Pro(約-15℃)、SharpCap、L(GAIN120 360秒×10枚 ビニングなし)、RGB各(GAIN200 180秒×2〜4枚 ビニング2)、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、ステライメージ8、FlatAide Pro、Photoshop CS6で画像処理、若干トリミング

どうもうまくいきませんでした。ガイド星が見えているのにうまく捕捉できません。ダークノイズのせいかもしれません。電車が通過するとガイド星が飛んでミスしてしまいます。そのコマは失敗。歩留まりが悪いです。後半雲も出て来てRGBを予定枚数撮れませんでした。ノイズっぽいです。Lも足りない。RGBももっと品質上げないときれいになりませんね。まあそれでも毎年NGB891撮っていますが、一番ましかもしれません。

モノクロ天体カメラは処理の手数が多いですが、やってみると案外カラーよりずっと楽かもしれません。カブリはそれぞれ合成前に済ませてしまえば変な色に悩まされなくてすみます。カラーバランスもとりあえず撮影時は考えなくていいです。撮影途中で雲られると完成できないというのはちょっと難点ですが、時間の制約のないときはできるだけモノクロで撮ろうと思います。

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2020年11月15日 (日)

アトラス彗星(C/2020M3)

よく晴れた14日、正確には0時を回った15日、アトラス彗星を撮ってみました。そんなに明るくないですが、撮りやすい位置にいるという理由だけでカメラを向けてみました。

1枚撮りです。

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miniBorg 60ED+1.4倍テレコンバータ(約490mm)、ASI1600MC COOL(約-20℃)、SharpCap(GAIN139 300秒)、EQ6PRO、ガイド鏡Pencil Borg、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、ステライメージ8、、FlatAide Pro、Photoshop CS6で画像処理

10枚を彗星基準でコンポジットしてみました。

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メトカーフコンポジットしてみようと思いがんばりましたが、できませんでした。カメラのデータはファイルを書き換えてなんとかなりました。しかし各画像ファイルに撮影日時データが必要なのですが、ステライメージのメトカーフコンポジットはExifより撮影日時を得るらしく、天体専用カメラにはそれが記録されません。なんとかして埋め込むことができないかとやってみましたが、どうにもやり方がわかりません。手動でもいいので入力できるようにしてくれないでしょうか。

今日も22時頃までは晴れていました。火星でも撮ろうかと思いましたが疲れていてやめました。12日から連続4日晴れています。快晴ではない日もありましたが、何かしらの天体を撮れるくらいの晴れです。明日もあさっても晴れる予報。新月期にこれほど連続して晴れるなんて非常に珍しいです。まあ、そのあとは長い冬空になるのですが。

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2020年10月27日 (火)

安物バローの効果

今日は意外にもよく晴れました。惜しむらくは満月期であること。でもせっかくなので何か撮ろうと物星台に上がりました。月か火星くらいしか撮るものないんですけどね。

今日の火星

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昨日とあまり変わりませんね。

ちょっと思い立って、まだ使ったことがないバローレンズを使ってみました。

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3倍のバローレンズです。なかなかいいではありませんか。実はこれ、去年の胎内星まつりでジャンク品を5,000円で買ったものです。今まで使う機会がありませんでした。こうやって比較してみると3万円のパワーメイトとそんなに変わらない。今まで散々バローレンズを買ったり売ったりしたのはなんだったのか。結局光軸をちゃんと合わせなかったとか、そんなところだったんですかね。でも5,000円でこれだけの像が得られれば儲けものです。3倍というのは2000mmの鏡筒にはちょうどいいかもしれません。来シーズンの惑星に活用してみます。

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