2018年12月 9日 (日)

46Pを追いかけて

ウィルタネン彗星(46P)を撮影できました。

miniBorg 60ED+0.85倍レデューサー(約298mm)、Astro 60D(約-24℃)、ISO1600、120秒×1枚、CG-4オートガイド、ガイド鏡ペンシルボーグ、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、Rstacker、Photoshop CS6

尾が出ていれば、と思いこの構図にしましたが、残念ながら尾は見えません。

201812081

なぜ、この天気の新潟で?とお思いでしょう。これだけを撮るために県外遠征しました。群馬県沼田市です。彗星はさほど興味のある天体ではないのですが、きれいなものは好きです。この彗星の淡いグリーンが美しく、ぜひとも撮ってみたいと思いました。

初めは水上のあたりと思ったのですが、雲に覆われていて星が見えません。南に下がると晴れていそうな予報ですが、どこで撮影したらいいかわかりません。パソコンでグーグルマップを立ち上げ、探してみます。手っ取り早いのは河川敷でしょう。ちょうど良さそうなところがありました。19時半頃到着。当初は雲が多く北極星も見えませんでしたが、だんだん取れてきました。

70mmカメラレンズで撮影してみました。こんな感じでひっきりなしに雲が飛んできます。

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結局10枚くらい撮ったものの、半分以上は薄雲がかかり使えません。さらにどういうわけか最初の1枚を除いて全部ピンぼけ。彗星基準でコンポジットしてみましたが、全然美しくなく、こちらは非公開です。

場所は片品川にかかる関越道の橋の下です。彗星はここにあります。双眼鏡でもすぐに見つかりました。

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21時前には撤収。わざわざ県外遠征までしてそんな早く切り上げるなんてもったいない、と思うでしょうね。そこが私の私たる所以で、徹夜、半徹夜が苦手。所詮趣味なんで体に無理してまでやらなくても、と思っています。女房も帰りが明け方になる、といったらたぶん出してくれなかったと思います。

久々の長距離ドライブ楽しかったです。行きは長岡あたりはすごい雨でしたが、魚沼からは道路が乾いています。三国超えも積雪ゼロ。帰りも三国は降っていませんでしたが、小出あたりから小千谷まで猛吹雪です。積雪も10センチくらい。でも新雪って案外走りやすく、普通に飛ばして帰ってきました。吹雪だとハイビームが使えません。なので、ナビをちらちら見てカーブになっていないかとか常に確認しながら走ります。なかなか緊張感もあり、楽しいロングドライブでした。

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2018年12月 2日 (日)

なぜ日曜日に晴れる

今日はよく晴れました。これで3週連続日曜日が晴れ。自然現象と人間の社会が決めた周期が一致する理由がないのですが、不思議です。そういえば、台風も大体週末。大雪も週末が多い気がします。偶然なのでしょうけど不思議。

昨日土曜日は午後から晴れる予報でした。しかし夕方までほとんど曇りで日が沈んだ頃からちょっと晴れ間が広がってきました。遠征しようか悩みましたが、したところでやっぱり曇られたら勿体ないし、だったら自宅待機で晴れたら自宅撮影でいいかなと、出かけるのを止めました。前ならダメ元で出かけたところですが、家でも見れると思うとついためらってしまいます。そこそこ晴れですが、雲が頻繁に飛んで来て撮影になりません。やっぱり止めて正解だったかもしれません。それでも準備しておいて雲間の星で光軸調整、23時過ぎから雲は少なくなってきました。

NGC1514、クリスタルボール星雲

201812011

HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI1600MC-COOL(約-20℃)、LPR-N、GAIN450、120秒×20枚、SharpCapでライブスタック、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、ステライメージ8、FlatAide Pro、Photoshop CS6で画像処理、ノートリミング

なに撮るべえ、とステラナビゲータを眺めていて、どうせ淡い星雲は撮れないし、惑星状星団でも撮ろうと、適当に星図上のマークをクリックしたらこれでした。惑星状星雲にしては淡いです。でもわりと大きい。形もきれいですし、ステラナビゲータに名称が載っていないのが不思議なくらいです。やっつけでさくっと撮って見ましたが、一度きちんと撮ってみたいです。

こちらはM76、小あれい星雲

201812012

HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI1600MC-COOL(約-20℃)、LPR-N、GAIN450、120秒×10枚、SharpCapでライブスタック、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、ステライメージ8、FlatAide Pro、Photoshop CS6で画像処理、ノートリミング

小さいけれどよく写ります。色がきれいなのでこれも今度ちゃんと撮りたいです。しかしどうしてもあれいに見えない。電子基板に乗っているチップコンデンサに見えてしまいます。

透明度は良かったのでもっと時間をかけて撮りたかったですが、雲が多かったので短時間露出になってしまいました。今年はまだ一晩完璧に晴れたことがないです。

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2018年11月16日 (金)

馬頭なめてました

15日は曇のち晴れの予報でした。でも夜になってもなかなか雲がなくなりません。予報は外れたかと思いましたが、22時頃からだんだん雲がなくなってきて、月が沈む頃の23時には快晴になりました。まずはBob's Knobsに取り替えたHD800の光軸修正からです。CMOSカメラを付けて、パソコンの画面を見ながら10分くらいでちゃちゃっと。完全かどうかはわかりませんが、とりあえず時間もないし、これでいいです。時間のあるときゆっくり合わせます。

まずはオリオン大星雲を撮ってみました。

201811151

HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI1600MC-COOL(約-20℃)、LPR-N、GAIN300、300秒×9枚+120秒×4枚+30秒×4枚+10秒×8枚、SharpCapでライブスタック、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、ステライメージ8、Photoshop CS6で画像処理、ノートリミング

ガイドミスか、光軸不良か、若干星がいびつに見えます。GAIN300だとノイズはほぼありません。300秒だと中心部がぶっ飛びますので4段階で他段階露光しました。さすがに光害地ですので周辺の淡い部分は難しいです。でも1400mmで初めて撮ってみました。迫力ですね。

このあと馬頭星雲を撮ってみました。なめてました。みなさん素晴らしい作品撮られているので、それを頭に描いていたのですが、ちょっとくらい露出掛けてもごく淡く写るだけで全然絵になりません。といってGAINを上げると光害ですぐに真っ白。コントラストも低いし、結構難物だと改めて思いました。そいうえば過去に撮ろうと思ったときも淡くて全然だめで、こりゃ難しいと思い、それ以来撮ったことがありませんでした。やっぱり暗いところで明るい光学系使い、何十枚も撮らなければだめなんでしょうね。この冬の目標にしたいと思います。でももう冬に入ってしまうし、来シーズンまでチャンスないかもしれません。

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2018年11月 7日 (水)

普通すぎるM31

道院ではM31を撮りました。

miniBorg 60ED+0.85倍レデューサー(約298mm)、Astro 60D(約-20℃)、ISO1600、480秒×6枚+120秒×4枚+20秒×4枚、CG-4オートガイド、ガイド鏡ペンシルボーグ、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding

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2018110322

いじくり回してなにがなんだかわからなくなってきました。多段階露光のコンポジットが決まらず変な色ムラが付いてしまいました。上の2枚はフラットの方法を変えてみたのですが、どっちがいいのかよくわかりません。

居直って多段階露光止めて480秒×6枚だけでやってみました。

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背景はこっちの方がスッキリしています。しかし本体に迫力がありません。やっぱり決定的に露光が足りないのと、60mmなりの写りなんでしょうね。普通すぎて感動もなしです。メジャー対象で納得できるような作品にするのはなかなか難しいです。

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2018年10月25日 (木)

内合の金星

今日は金星が内合の日でした。難しい対象を撮るのが好きな私としてはこれを逃さない訳にはいきません。運のいいことに快晴です。なんとか撮ることに成功しました。

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HD800(約2000mm)+ASI290MC、SharpCap、AutoStakkert、Registax、5000枚のうち10%をコンポジット。いつもはこの光学系に2倍エクステンダーを入れて拡大率を揃えていますが、今回は入れていません。

さすがに難しかったです。太陽からの離角は約6.8度。4日前に撮影したときの半分です。100mmの望遠レンズで同一視野に入るくらい。まず太陽フィルターを付け、ステラナビゲータで太陽を自動導入してみました。入りません。ずれているようです。微調整で探してみますが入ってきません。太陽で同期取らなければ金星なんて探せっこありません。ファインダー用の太陽フィルターがあれば簡単だったのですが、忘れてしまいました。なんとか知恵を絞ってやっと太陽で同期。ピントもついでに合わせます。lこれでようやく金星が導入できます。金星は視野にはいっているはずです。しかし見えません。近すぎるので危なくてファインダーは使えません。取り外しました。視野は真っ白です。さすがに無理かなあ、と諦めかけたところ、非常にコントラストが低い、糸のような金星を発見することができました。カメラに切り替えてやっと撮影に成功。2倍エクステンダーを付けてみましたが、全く映りません。ごく僅かに存在だけは確認できましたが映像に捉えるのは無理そうなので諦めました。

東京天文台では明日が内合としていますし、最も見かけの距離が太陽に近づくのは27日ですが、とりあえず今回の金星撮影はこれで一段落。2週間出しっ放しだった赤道儀も片付けました。週末からしばらく天気が悪いようです。満月期に晴れるというジンクスはしっかり守られています。

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2018年10月21日 (日)

内合4日前

内合を25日に控えた金星です。

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シーイングは最悪で、私の腕ではこれが限界です。

太陽よりも早く沈み、太陽よりも遅く出ます。日中でなければ撮るのは不可能。この日のために先週赤道儀を設置してずっとそのまま出しっ放しにしておきました。週の中に雨の日もありましたが、ビニール3枚重ねで掛けておいたので赤道儀本体は濡れることはありませんでした。念のため前日自動導入で修正なしでファインダー内に入るか確認しました。しかし実際に金星を導入してみたら見えません。やっぱり少し暗くなっているし、太陽に近い上に透明度もやや悪いので見にくいです。そこでやはり前日作っておいた太陽フィルターで太陽を導入。太陽で同期を取ってから金星を導入したら主鏡のほうにちゃんと入りました。ファインダーでも位置がわかるとなんとか確認できました。7倍ファインダーでも欠けた姿がわかります。このまま赤道儀を放置して25日の内合の日に見てみたいですが平日ですし、天気も良くなさそうなので無理そう。でも快晴に恵まれたら仕事さぼって挑戦してみようかな。

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2018年10月17日 (水)

NGC891

13日に撮りました。アンドロメダ座のエッジオン銀河です。

201810131

HD800(約2000mm)、ASI1600MC-COOL(約-20℃)、LPR-N、GAIN500、90秒×40枚、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、ステライメージ、FlatAide Pro、Photoshop CS6で画像処理、強トリミング

とりあえずノイズには目をつむってください。中央に入れるとガイド星が見つからないので端っこになってしまいました。それでトリミングしています。合わせてでっかいゴミもあったのでそれもトリミングで外しています。これくらいの大きさ、明るさの銀河は光害地でもよく写ります。今までは500mmくらいでしか撮ったことがありませんでしたので、この大きさは自分ながら迫力あると思います。今後はノイズを減らすことが課題です。

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2018年10月16日 (火)

スーパーマン銀河

15日撮影したものです。

NGC7331とステファンの五つ子

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI1600MC-COOL(約-20℃)、LPR-N、GAIN400、120秒×20枚、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、ステライメージ、FlatAide Pro、Photoshop CS6で画像処理

前から撮りたかった構図です。前回撮ろうと思ったのですが。2000mmだと両方入りません。露光不足です。ノイズも多い。GAINを下げて露出を掛けて枚数増やしてまじめに撮ってみたいです。雲は流れてきませんでしたが、電線通過で数枚ボツ画像がありました。それに電車が通ると星が肥大化します。そういうコマも見越して目標より多めに撮らなければなりません。

こちらはちょっとお遊び。ライブスタック画像を保存しました。

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NGC7479、昔の図鑑で典型的な棒渦巻銀河として紹介されていたのを見てあこがれていました(図鑑で良く見たのはエリダヌズ座のNGC1300でした。こちらも今度撮ってみたいです)。これの作品をあまり見たことなかったのですが、大変小さいのですね。強トリミングしています。かなりの難物です。図鑑のように撮るのは普通のアマチュアには無理のようです。

この間海外サイトで見かけたとき「Superman Galaxy」というタイトルが付いていました。なぜ?実は私スーパーマンの映画が大好きでDVDも持っています。全作品観ているのですが、これが出てきた記憶がありません。故郷クリプトン星がある銀河という設定なのでしょうか。検索しても出てきません。謎です。もしかしたらコミックのほうに載っているのでしょうか。ちなみにマニアの間では映画は1作目と2作目だけが評価されていて、他は駄作と言われています。私の持っているDVDも1作と2作だけです。

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2018年10月14日 (日)

なんとか晴れたので

13日土曜日は昼は薄雲が多く、撮影は難しい空でしたが、日が沈んだらどんどん雲は取れていきました。予報では日が変わる頃までは晴れ。衛星画像見るとちょうど新潟市より上には雲がかかっていません。家に帰り速攻で機材を設置。あとはのんびりとお酒でも飲みながら撮影でも、と思いましたが、ネットの調子が悪く思うように操作できません。ずいぶん時間を損しました。テレビについていたLANケーブルを外し、外まで引っ張って有線でつなぎました。快適に動くようになりました。電波状況を改善するか、このまま有線でいくか、考えどころです。

終盤、面倒になってライブスタックで撮ったかに星雲です。

201810140

作品と呼べるようなものでないのでデータ省略。もっと多数枚撮るつもりでしたが、このあと雲に覆われ中止。1時を回っていました。

赤道儀はそのままで翌日金星を撮ります。

201810141

予報では曇りでしたが、完全に外れ、雲が多いながらもほぼ晴れの1日でした。金星は日没と同時に沈みます。昼間でなければ撮ることは不可能。まだファインダーで見つかります。25日には内合。来週も撮れるでしょうか。

せっかくなので近くにいる水星を撮ってみました。

201810142

こちらはファインダーでは探せません。アライメント取っていないので自動導入しても見つかりません。適当にあちこち探し回ったら入りました。ほぼ丸いのでつまらないです。もっと細くなったときにまた撮影してみたいです。

夜はだめだろうと、このあと片付けましたが、夕方再び快晴になりました。赤道儀はそのままでしたので、もう一度機材セットしました。しかし暗くなってからどんどん雲が出てきて結局なにも撮らずじまい。撮ろうと思っていたNGC7331とM57を電視してやめました。明日の夜は晴れる予報ですが、当たるでしょうか。腰を据えて1枚くらい作品と呼べるような銀河を撮りたいです。

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2018年10月11日 (木)

自宅撮影は続く

1週間遅れですが、10月3日に撮ったものです。冷却CMOSカメラは処理が面倒です。

201810041

miniBorg 60ED+0.85倍レデューサー(約298mm)、ASI1600MC-COOL(約-20℃)、GAIN400、60秒×30枚、EQ6PROノータッチ、ステライメージ、Photoshop CS6、FlatAide Prioで画像処理、若干トリミング、撮影地:新潟市西区(中心部より約8km)

いろいろ思うところのある写真です。

色が乏しいです。ステライメージでディベイヤー処理しました。いつも思うのですが、まるでモノクロのようになってしまいます。そう感じている方はたくさんいるようで、ネットにもいくつか見られます。それに対しアストロアーツが答えていましたが、仕様なんだとか。どうも改善するつもりはないようです。デジ一ならPhotoshopで現像できますが、FitsやTIFFのディベイヤーはできません。他にいい方法ないでしょうか。RBG24で保存すると予め色がついて保存されますが、今度そっちで試してみます。

星像にシャープさがありません。微光星は小さいのでピンぼけではありません。明るい星は肥大して写ります。たぶんセンサーの特性だと思うのですが、パラメーターの設定などで変わるのか、いろいろ実験してみたいと思います。

背景にムラがあります。一応簡単にフラットしてFlatAideでも補正していますが取りきれません。まあ、これは光害地なので仕方のないところです。かといってこの冷却CMOSを遠征地で使う予定はありません。自宅での簡単撮影と電視観望専用です。なるたけ透明度が良くて、真夜中に撮ることで軽減したいと思います。

いろいろと不満点もありますが、ともかく気軽に自宅からこれだけの撮影ができるというのは楽しいです。今年は天候が悪いとあちこちから恨み節が聞こえてきますが、そんな中でそこそこ楽しめていることに感謝しなければなりません。遠征に出るのが億劫になってきているのが悩みのタネです。

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