やっぱり見えず
昨日の夕方、帰るときはこんなにきれいな夕焼けでした。弥彦山のほうは透明度が高そう。神様が呼ぶような声がして弥彦行きを決定しました。とはいえ、やっぱりメインは国上寺の展望台からカノープスが見えるかを検証したかったことです。そうでなければあんな凍った急坂を登るわけもありません。
ひと冬の間に県境付近に雲がまったくなく見渡せるような日はそうそうないです。もしかしたら数年に一回くらいの好条件だったかもしれません。
カノープス南中は21時40分頃。しかしこのあたりでは10分遅れくらいに最も開けた谷間近くを通ります。余裕を持って21時半頃から露出開始。
EOS 60D、SIGMA 70mm、21時50分から22時00分まで15秒露出を35枚比較明合成しました。写ってないですね。残念です。雲のせいなのか、やっぱり山から出てこれないのか検証してみました。
ステラナビゲータで同じ場所で地形データを表示させ、同じ時間で光跡残しをして写真と同じにシミュレーションしてみました。やっぱり谷間から顔を出しません。そのシミュレーション画像と写真を合成してみました。
やっぱり見えませんね。ほんの0.2度くらいなのですが、これをクリアするにはもうちょっと高度を稼がなければなりません。やっぱり弥彦山頂上以外からは難しそうです。
残念な結果に終わりましたが、見えないことがわかったというのも立派な検証です。でもこれを撮影している間ってただ待っているだけなのですが、なんとなく気分が高揚してわくわくしていました。こんな気分になれただけでも来て良かったです。
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