2017年2月14日 (火)

バレンタインデーのお届け物

今日はバレンタインデーでしたが、チョコでなくこんなものが届きました。

Img_0306

ステライメージ8

チョコでも同梱してあるかと思いましたが、そういうシャレはアストロアーツにはなかったようです。早速インストールしてみました。

う・・・う・・・使いにくい。自動モードというのが立ち上がったので8枚ほどコンポジットさせてみました。コンポジット自身はそこそこ正確なようですが、早いとは言えない。8枚だけでも5~10分かかってしまいます。画像調整パネルというのもやってみましたが、とにかく遅い。ちょっとスライダーを動かしただけでプレビューが上からタラタラと下がっていって書き換えるのに一服できそうです。詳細モードに移るとおなじみの画面になりますが、ここでもレベル調整やトーンカーブなどあらゆるところでのプレビューがこんな感じ。はっきり言って改悪です。苦行のために画像処理やるわけではありません。ベイヤーRGB変換の色のおかしさも変わっていません。なんのためのバージョンアップか・・・ちょっとトホホな感じです。

マイナス面だけ目についてしまいましたが、私のPCが非力なのか、使い方が悪いのか、他に使った方どうですか?まあ、届いて1日目なのでもうちょっといろいろやってみます。

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2017年2月 5日 (日)

FlatAideProの威力

12月にいろんなトラブルで中途半端だった遠征がありましたが、その時大失敗だったM42をちょっと処理してみました。

20161203m42

あくまでもテストです。これを、作品でござい、という気はまったくありません。とてもお見せできるものではなく、永久にお蔵入り予定だったものです。

FlatAideProのベータ版が公開されていました。その性能を試したく、最も酷い画像がどれくらいリカバリーできるかやってみました。旧版のメイン機能のカブリ、周辺減光補正はもちろん、スターシャープ、ガイドエラー補正、白飛び復元(いわゆる多段階露光)その他いくつかのかゆいところに手が届く機能があります。ステライメージにもこれらはありますが、こちらのほうが使いやすく、処理が良く出来ていると感じました。

このM42は赤道儀のバッテリーが低下して正しく追えなくなってかなり酷いガイドミスだったのですが、拡大しなければそこそこ見られるくらいに改善しています。どれだけ修正出来たかをご覧ください。

Error_correct

かなり改善していますね。ステライメージのはやったことないのですが、こちらのはプレビュー見ながらできるのでとてもやりやすいです。画像の劣化もほとんど感じません。ごくわずかに米粒になった程度のガイドミスならほぼ劣化なく真円になるのではないでしょうか。

いろいろ試しています。色むらのあるカブリとかも簡単に補正してくれます。旧版と比べて機能が多くなった分難しくなっていて、使いこなすには研究が必要ですが、有益な画像処理ツールになりそうです。このバージョンからは有料になるようですが私は買うと思います。もしかしたら今月届くステライメージ8よりも使うようになるかもしれません。

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2017年1月 8日 (日)

ステライメージ8発表

天体画像処理ソフト「ステライメージ8」が発表されました。

RAW現像からコンポジットまでの下処理の自動化が目玉機能のようです。それと、直感的に色調など調整できる「画像調整パネル」がつくようです。PhotoshopのCamera Rawのようなものでしょうか。私的にはこっちの機能が気になります。

Si8
※画像はアストロアーツより拝借しました。

それ以外の機能についてはあまり情報がありません。私が期待するのはRAW現像の品質改善ですね。多数のブログでも見られるように、ステライメージでのRAW現像後の色彩の乏しさはひどいです。ノイズ処理を強くかけているために起こるという考察がありました。本家のアストロアーツがいうには、なにも手を加えていないからそう見える、と弁明しています。仕様なんだそうです。そんなこといってもどう頑張ったって色が出てこないんですよね。今は画像処理にステライメージはメインに使っていません。多数枚コンポジットとか、スターシャープとか、Photoshopでできないことを補助的に行うだけです。バージョンアップ料金は12,000円なのでやっておこうと思いますが、メインに使うかどうかはわからないです。あと欲しい機能はRAWへの書き戻しですね。でもこれは実現しないだろうなあ。RAP2が必要なくなりますもんね。

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2016年1月28日 (木)

やればできるんですが

このところいろいろなブログで見かけるM42とその周辺の写真。たいていは東側のもやもやがはっきりと表現されています。それにくらべて私の去年末の写真はかすかに見える程度でほとんど出ていません。でも出ないのではなく出していないのです。そこで改めて画像処理をし直してみました。

2015121232

こんな感じです。まあ、確かに露光不足と画像処理の未熟さできれいではありませんが、一応出せます。じゃなんで積極的に強調しないのかというと、このへん強調しても美しくない、と思っているからです。このあたりは天体写真に何を目指しているかということになります。天体写真に対する褒め言葉に「すごい」と「きれい」があると思っていますが、私はどちらかというと後者がいいですし、実際自分で鑑賞するのもそっちの方の写真が好きです。このブログでも時々書いていますが、淡いものは淡く表現するようにしています。宇宙の深淵に溶け込むように仕上げるのって結構神経使います。最近は強調処理から手を引いたのでもっぱら画像処理はPhotoshopで行うのがほとんどです。マスクの作り方も忘れてしまいました。マスクは強調よりむしろ飛び過ぎた星雲の中心部を抑えるので使っています。まあ、天体写真の本流から外れているのかもしれませんが、こういうのもあっていいんじゃないでしょうか。

お天気の愚痴で締めますが、今後1週間も晴れマークがありません。去年の1月は割と晴れて撮影にも出かけられましたが、今年はまったくだめです。暖冬だとだらだらと曇り空が続く感じ。寒冬のほうが雪と晴れのメリハリがある気がします。

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2015年4月15日 (水)

赤道儀いらず

思いがけず好天に恵まれ、たまたま絶好の星景スポットに居合わせたとき、赤道儀を持っていなかった、そんなときに役立ちそうな画像処理を考えてみました。

これはISO 3200で20秒露光1枚撮りです。ブレは少ないですが結構荒れています。これをもう少しなめらかにしたいです。

201504091_2

8枚撮影して星基準で加算平均コンポジットしました。ステライメージの自動だと風景があるのでちゃんと合わせてくれません。手動で1枚ずつコンポジットしました。星はなめらかになりましたが、風景が流れています。今までならこれでいいんですが、最近流行なので風景も止めたいです。

20150409

風景基準でコンポジットしました。これは単純なのでステライメージのバッチで行いました。風景もなめらかになりました。星は日周運動で動いています。

20150409_2

さて、これを今や大流行の「新星景写真」とやらで処理するわけです。そのためには星基準の比較明合成のコマも必要になります。これは自動でやってくれるソフトがありませんのでステライメージで手動で行いました。

20150409_3

いわゆる「新星景写真」の手法については本家のHPをご覧ください。もっとも私は半分くらい我流でいい加減にやっていますが。

で、完成したのがこれです。

20150409

星も風景もなめらかですし、どちらも止まっていてなかなかいいです。まだ木の枝などの複雑な風景をうまく処理することができませんが、まあこれくらいでよしとします。

いわゆる「新星景写真」、ネーミングは好きではありませんが、星景写真マニアに与えた影響は大きいようです。至るところでこの手法を取り入れた作品を見受けるようになりました。それだけ星も風景も止めたいという願望は大きかったのでしょうね。

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2014年12月 9日 (火)

補正してみました

今月号の天ガを立ち読みしていたらこんな記事が目に止まりました。

広角レンズで星を撮ると四隅が流れてしまいます。私のTOKINA AT-X116 PRO DX 11-16mm F2.8はそれが顕著に出ます。初めはジャンクレンズゆえの不良かと思いましたが、考えてみれば四隅を引き伸ばして樽型をまっすぐにしているのですから当然のことと思い受け入れることにしました。天ガの記事によるとこれは周辺減光補正?のためだとか。あんまりよく理解できませんが、要するに避けられないそうです。で、補正するならこうしろと言うのが載っていましたのでやってみました。

補正前

201410187

補正後

2014101871

Photoshopのフィルターの広角補正で遠近法を選びます。適当にスライダーを動かして四隅の星が点になるようにします。まあ、もともと樽型を引き伸ばして真っ直ぐにしたのを元に戻すということですね。ちょっと樽型はいただけません。トリミングしちゃうとせっかくの広角の恩恵がなくなりますし、私は四隅が伸びてもいいです。これなら最初から魚眼使います。でも魚眼はソフトフィルター付かないんですよね。う~ん・・・

今日久々にヨドバシ見てきました。欲しいレンズがたくさん。しかしいいレンズって高いんですね。どれも欲しいけど、どれか一つと言われると選べません。お金がないときは物欲も湧きません。

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2014年8月10日 (日)

RAP2の威力

威力ったって、もう6年以上前のソフトですし、すでにみなさん普通に使っているものですので、今更感はどうしようもないですが、過去の写真を処理してみました。

M31

M31

M33

M33_2

BORG 89EDとAstro 60Dで撮りました。詳しいデータは今更ですので詳しくは載せません。RAP2の効果をご確認ください。

M31は去年の9月に樽口で撮ったものですが、コンポジットがうまく行かず、1枚のみで適当に処理して載せていたものです。今回は6枚をコンポジットし、フラットしました。M33は本邦初公開です。去年の10月に撮ったのですが、空が悪かったせいか周辺減光がひどくとってもアップする気になれなかったのでずっと放置していたものです。RAP2のおかげでここまで蘇りました。

私の処理の仕方は結構いいかげん。正しいかどうかわかりません。

  1. 露出を変えて4枚ずつをフラット撮影。同時にフラットダークも4枚撮影
  2. ライト画像と大体同じ濃度のフラット画像を選ぶ(まだコンポジットしない)
  3. 同じ露出で撮ったフラットダーク画像をRAP2でコンポジットしてフラットダーク作成
  4. フラット画像をこのフラットダークを使ってコンポジットしてフラットフレーム作成
  5. フラットフレームはRAP2のホワイトバランスでヒストグラム見ながらライト画像の背景と大体同じになるように色とレベルを調整、それを保存
  6. ライト画像をDNG変換
  7. DNG変換したライト画像を保存してあるフラットフレームで一括フラット処理をする(冷却なのでダークは引かない)
  8. PhotoshopのCAMERA RAWで現像。このときは全く処理しないでそのままTIFF保存
  9. 出来たTIFFファイルをステライメージでコンポジットしてTIFF保存(枚数少ないならPhotoshopでコンポジット)
  10. 再度PhotoshopのCAMERA RAWで読み込み、色調やコントラスト調整、青にじみ処理など
  11. Photoshopに取り込み仕上げにカブリ調整やトーンカーブ、Web用に縮小して保存

(※5.の訂正:RAP2でヒストグラム調整してRDKで保存しても反映されないようです。この部分はベイヤーマージをすることになりそうです)

以上です。文字だけなのでわかりにくいですが、こんな感じ。やり方は各自それぞれだと思いますが、ここは基本的に違うよ、というところがありましたら教えてもらえるとうれしいです。なかなか奥が深そうなソフトの割には説明やいろいろな方のブログ見てもよくわかりません。

まあ、しかし自分でいうのもなんですが、ずいぶんとよくなるものです。これからの撮影が楽しくなりそうです。

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2014年8月 8日 (金)

RAP2導入

悩みに悩み、とうとうRAP2を買ってしまいました。天体写真マニアなら必携のソフトのはずですが、今までどうしても導入する気になれませんでした。ダークとフラットのためだけに買うのはなんかムダのような気がしていました。ステライメージで間に合っているので。しかし、ここにきて、60Dの現像がステライメージだとどうしても変。X2やX3ではそれほどとも思わなかったのですが、60Dを使うようになってから色が乏しくまるでモノクロ写真のようです。Photoshopで現像すると明らかに色の出方が違います。でもPhotoshopではダークが引けない。どうしてもダークを引いた後でPhotoshopで現像する必要が出てきました。やっと決心がつきました。

201408029

8月3日にアップした写真と同じですがあっちはステライメージです。ぜーんぜん違います。美しい。色がちゃんと乗っています。

201408028

ノーマルデジカメですが、改造機に近いくらい赤い星雲が出ています。処理工数は増えましたが、こりゃもう元には戻れません。ちなみに冷却60Dのときはダーク引かないのでそのままPhotoshopで現像しています。

RAP2は主にフラット処理のほうで真価を発揮するようですが、まだそちらは試していません。今までフラットは色とレベルがあわないのでどうしてもうまく行かなかったのですが、それも解消してくれるようです。これは今のところ素材もないし、ゆっくり勉強してみます。目から鱗が落ちたようです。もっと早く買えばよかった。

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2014年8月 6日 (水)

手動でパノラマ

どうしてもやりたかった樽口での月と天の川のパノラマ。やっとなんとか出来ました。

Panorama

なかなかこういう光景って見られないと思います。肉眼で見ていても感動ものでした。

始めMicrosoft ICEやPhotoshop CS6のPhotomergeでやろうと思ったのですがつながりません。暗いのと周辺でひずみが大きいのでつなげられなかったのだと思います。ICEもPhotomergeも手動でつなげる手段がありません。昔のPhotomergeは出来た気がします。ちょっとググってみましたらPhotoshop CS3用のPhotomergeが手動でできるようです。持ってみましたので入れてみましたらライセンス認証ができません。たぶん電話認証できると思うのですが、CS6がCS3からのバージョンアップですので入れると違法になります。ですので諦めました。さらに調べると、CS5用のアップデートされたPhotomergeプラグインが使えるようです。残念ながらCS6はだめのようです。昔ダウンロードして取っておいたCS5のお試し版がありましたのでそれをインストール、プラグインはこちらからダウンロード。

http://www.adobe.com/support/downloads/detail.jsp?ftpID=4744

これで手動でパノラマ合成できるようになりました。ただし30日限定。

ちょっとさそりあたりの星の並びが変ですね。やっぱりひずみが大きく手動でも重なりません。でもつなぎ目は自然にしてくれるので目立ちません。30日で使えなくなるのは惜しい。手動でつなげられるパノラマのフリーソフトってないものでしょうか。

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2014年6月10日 (火)

お気楽な画像処理~その2~

光害は日本で星景写真を撮る限りはほとんど避けようがありません。風景の入らない星野写真は画像処理でカブリ補正をします。それはステライメージのカブリ補正機能であったり、グラデーションマスクで調整したりなどテクニック的なことですが、それはここでは触れず、Camera Rawの調整だけでどれだけ目立たなくできるかということに置きたいと思います。

これがJPEG元画像

Img_01481

運動公園の光害が強く、それに加え透明度も悪かったので角田山の山頂付近まで照らす勢いです。これをなんとか目立たなくさせたいのと、菜の花もきれいにするのが今回の命題です。

試しにこれをCamera Raw使わずに調整してみました。

Img_01482

丁寧に時間をかければもっと何とかなるのでしょうが、このあたりで面倒くさくなりました。トーンカーブやレベル補正、色バランス、色調補正くらいしか使っていません。これ以上だと範囲指定したりとかマスクしなければならないのでしょう。

Camera Rawで調整するとこうなります。

Img_01483

光害は空に溶け込むようにあまり目立たなくなっていると思います。風景の一部として見れば気になりません。少なくとも私は。空もやや薄明の残るイメージでやや青っぽくしました。菜の花の黄色も少し鮮やかにしてみました。

ポイントはハイライト、白レベルをうんと低くすることです。そうすると光害が淡く空に溶け込むようになります。星の輝きも弱くなりますが、そこはどこらへんが最も全体的に見て美しいかで判断します。コントラストを上げると光害は淡いままに星は輝きを増すようです。菜の花を鮮やかにするために色相や彩度を調整しました。これはElementsにはない機能ですのでご容赦ください。

改めて思いましたが、Photoshop本体の機能でここまで持ってくるのは相当大変です。Camera Rawは写真の調整を直感的に行うことができる実に優れたツールだと思います。それから今日気がついたのですが、段階フィルターという機能があり、これを使うと光害カブリをもっと積極的に消せるようです。これの使い方は理解したときにご紹介します。

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