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2023年12月31日 (日)

今年のベストショット~2023年~

今年も今日を残すところとなりました。星的には今年は実りのあった一年だったと思います。夏頃は新潟にしては珍しく晴天続きでいろんなものを撮ることができました。個人的にはPixInsightの導入で画像処理にずいぶん進歩があったと思いますし、加えてBlurXTerminatorを初めとするAIの台頭で、私のような未熟なものでも信じられないような作品が作れるようになった1年でもありました。

今年の自分で選んだベストショットですが、これにしたいと思います。

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3月に撮ったオメガ星団です。

この対象は南の低空で普通でもなかなか難しい対象です。ましてや私のところのような住宅地で光害地なら難易度はさらに高いというもの。しかし我が家からはほんのわずかですが南の低空が見えることと、邪魔だった木立が切り倒され見通しがよくなったという、いくつかの幸運に恵まれてようやくこの悲願の対象を撮ることができました。これは改めてBlurXTerminator AI Ver.4で処理しました。カブリもGraXpertで取りました。モノクロですが、結構お気に入りです。

自宅撮影がメインになってだいぶたちますが、視界も悪く光害地であるというハンデがありながらも、まだまだ撮りたい対象はたくさんあります。来年もあまり頑張りすぎず楽しもうと思います。

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2023年12月29日 (金)

来年のカレンダー

今年も残すところあと二日。毎年恒例の天文カレンダーです。「宙めぐり」

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月齢とか日の出日の入りの時間は星屋さんには必須です。このカレンダーは買う前に各月の写真も確認できるのでうれしい。ここ数年は星景がメインです。カレンダーって買うと結構高いですが、600円、安いです。最近はAmazon、メルカリ、Creemaなどさまざまなサイトで購入ができます。新潟市民ならスーパーセンタームサシの二階、アークオアシスへ。

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2023年12月28日 (木)

こんなこともできるんですか

BXTのAI Ver.4がすごいすごいと話題ですが、カメラレンズではどうなのかなと、こんな画像で試してみました。

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これはお遊びでモノクロCMOSカメラにHαフィルターを付け、広角ンズで撮ったものですが、干渉フィルターは斜めから入る光には弱いです。それでこんなひどい星像になってしまいました。こんなものまで補正できるのかいな、と半信半疑でやってみました。

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なんと!あのドーナツ状だった星までちゃんと丸くしてくれたではないですか。はっきり言ってすごいと思います。しかしよく見ると暗い星までは処理してくれていません。ある程度の明るさがないと星とみなしてくれないのですね。逆に一生懸命考えてくれているんだ、と安心した気分です。

超広角レンズの歪曲歪みによる、放射状の星はどうなるかと試してみましたが、そっちはあまり効果がありません。それは当たり前なんだからできないよ、と言われているような気がします。

ひどい星に関しては頑張るけれど、元々良好な星像にはあんまりやってくれないような感じがしています。いろいろ試していると癖がわかってくるのかもしれないですね。

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2023年12月27日 (水)

コールドムーンが撮り納め

 

12月も終わりに近づいてくると、そろそろ撮り納めしなければなあ、と思い立ってきます。別にその年の最後に撮ったものをそれにすればいいのですが、自分の中で、これを撮り納めにしよう、と思うものが撮りたいです。今日は久々の晴れ。ちょうど満月が重なりました。撮り納めにふさわしいかも。

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10cm反射です。カメラはモノクロCMOSカメラ。動画で撮ってAutoStakkertとRegistaxで処理しました。Photoshopでちょっと着色。今日はコールドムーンということですので、ちょっと寒々とした感じにしてみました。

あと4日で今年もおしまいです。30日にも晴れマークがありますが、中途半端な月があるので晴れても撮影しないでしょう。撮り初めは初日の出にしたいのですが、天気が微妙です。思い切って冬型が強まれば太陽のほうだけわずかに晴れることがあるのでちょっとは期待しています。

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2023年12月24日 (日)

BlurXTerminator AI version 4の威力

BlurXTerminator(BXT)のAIがversion 4になり、その効果で巷が大騒ぎになっています。どんなものかと私もさっそくアップし試してみました。

M12

M1042

Ngc253

かに星雲のフィラメント構造がすごいです。ここまで細かく出るとは思いませんでした。明らかに違います。シーイングはよくなかったのですが、それを見事にキャンセルしているように感じます。version 2との比較はこちら

ソンブレロは結構トリミングしているのですが、暗黒帯の微細な構造がはっきりしていますし、円盤部の模様もなんとなく見えている気がします。

NGC253も低空で条件も悪く、枚数も少なく決して満足いく出来ではなかったのですが、特徴ある複雑な構造をしっかり出してくれました。ガイドミスや、光軸があっていない故のいびつな星像もきちんと丸くしてくれています。

画像処理にここまで任せていいのかと、賛否両論あるようですが、私のような機材調整を突き詰めるのが苦手な人間にとっては恩恵は計り知れません。星見人生そんなに長くないので、せいぜい活用して楽しもうと思います。

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2023年12月22日 (金)

なぜ12月に大雪が

積もりました。覚悟はしていましたが、いきなりここまでとは。午前の段階で30cmくらいでしょうか。

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結構湿って重い雪なので車が動きません。なんとか駐車場を脱出して幹線道路まで出たのですが、大渋滞でしばらく待っても1mmも動きません。入ることもできず、これは無理して行くことないなと職場に行くことを断念し、来た道をバックで引き返しました。こんなこともあろうかと、今日の予定はなにも入れませんでした。パソコンでできる仕事だけしていればいいので前日に職場のパソコンをリモート操作できるようにしてきました。天体撮影に使っているAnyDeskです。職場でやっていることと同じことが家でできます。普段でも人に会う必要がなければ在宅勤務したいものです。

物星台の赤道儀もこんな感じ。

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次に晴れたら雪下ろしからしなければなりません。

しかし、ここ数年12月にドカ雪が降っている気がします。なんでも温暖化のせいで日本海の海水温が高く、水蒸気が豊富なせいだとか言っていました。12月を過ぎれば海水温も下がって逆に量は少なくなるということなんですかね。温暖化だろうとそうでなかろうと、どっちにしても降るものなんですね。

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2023年12月18日 (月)

雪が積もりました

新潟市もようやく積雪しました。

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ここは角田山です。新潟市内もうっすらと雪が積もりましたが、道路にはありません。普通に走ることができました。しかし、角田山の麓は10cmくらいの積雪。道路にも雪があります。この冬初めてスタッドレスタイヤが役にたちました。

望遠で拡大してみました。

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建物が見えます。今まで気づいたことがありませんでしたが、角田山頂上で唯一展望の効く観音堂のようです。

この夏新潟は日本で一番暑く、もう二度と雪なんて降らないんじゃないかと思ったほどでしたが、やっぱり降るものです。低気圧の通過が例年になく頻繁に感じます。もしかしたらこの冬は大雪になるのではないかと思っています(個人の感想です)。

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2023年12月15日 (金)

1個だけ見たふたご座流星群

14~15日は天文界ではふたご座流星群まつりのようです。しかし冬の天気に恵まれない新潟では毎年蚊帳の外です。今日もくもり予報で最初から期待はしていませんでした。しかし空の様子を見るのが習慣になっているので時々窓から覗くのですが、0時頃見たらなんとまさかの快晴。さすがに快晴とあっては見ないわけにはいきません。たまたま車に積んであった機材を持ってきて、即席で流星撮影用に機材をくみ上げセットしました。その間大きな流星を見ることができ、これはいけるか、と思ったのですがくみ上げた瞬間にどっと雲が襲来。結局それ以降は晴れることはありませんでした。衛星画像を見ても無理そうで、30分で撤収しました。22時頃から雲が多いながらも晴れ間はあったので、こんなことならネット動画なんか見てないで準備するのでした。人生初めてのふたご座流星群撮影かと思ったのですが残念な結果に終わりました。まあ、1個だけでも大きなのが見られたのでよしとしたいと思います。そんなわけで本日は写真なしの日記のみです。

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2023年12月11日 (月)

棒渦巻銀河~NGC1300~

打って変わって地味な対象、エリダヌス座の棒渦巻銀河、NGC1300です。

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI533MM Pro(約-10℃)、NINA、(IR GAIN100 450秒×6枚 ビニング1)、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、PixInsight、Photoshop CS6で画像処理、ダーク・フラットあり、トリミング

低空だし、小さいし、透明度が悪いのでIRパスフィルターのみのモノクロです。本当は12枚撮る予定でしたが、途中でガイドが外れてしまいました。時間もなかったので6枚で打ち切り。

子供の時に買ったリック天文台の写真集で見て、なんと美しい形の系外星雲なんだろう、と感激しました。いつか自分でも撮ってみたいと思っていたのですが、後になってずいぶん小さくて淡いことを知り、とてもアマチュアの手の出せる対象でないことにがっかりしたものでした。とはいえ、現代になって曲がりなりにも形くらいは写せそうなことがわかったのでずっと機会を狙っていました。冬だし、低空なのでなかなかチャンスがなかったのですが、なんとか写すことができました。さすがにこれくらい小さいと口径差がものを言います。比べるべくもありません。でも子供の頃からの夢が叶ってちょっとうれしいです。機会があったらもう少し長時間でカラー化してみたいです。

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2023年12月 9日 (土)

狐の毛皮星雲

8日は久しぶりの良い天気。こちらではこの先極端に晴れる日が少なくなります。今年最後の晴れかもしれません。

前から撮りたかったこれを撮ってみました。狐の毛皮星雲。

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm) 、ASI533MM Pro(約-10℃)、撮像ソフトNINA、S(GAIN100 450秒×12枚 ビニング1)、A(GAIN100 450秒×11枚 ビニング1)、O(GAIN100 450秒×12枚 ビニング1)、 ZWO EAFでオートフォーカス、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M 、PHD2 Guiding、PixInsight 、Photoshop CS6 で画像処理

普通はこのあたり、クリスマスツリー星団とコーン星雲を狙いますが、狐の毛皮星雲というのが潜んでいることを知り、是非とも撮りたいと思っていました。実は狐の毛皮星雲というのはクリスマスツリー星団あたりの刷毛で掃いたような構造をいうのだと思いましたが、違うというのをつい最近知りました。ここなんですね。確かに狐の顔に見えます。もふもふ感を出したいとかなり強調しました。どんなものでしょう。もう少し枚数を増やしたかったですが、一晩の撮影だとうちではこれくらいが精一杯です。

久しぶりに長焦点を出してみましたが、あまたの失敗をして貴重な時間を無駄にしてしまいました。プレートソルブがうまくいきません。それにオートフォーカスも。NINAでガイダーを接続していませんでした。PHDではちゃんとガイドしているのに、NINAに接続するかしないかでそんなに違うとは思いませんでした。接続したらすべてうまく行きました。

実は後半は電線のジャングルに入り込んでしまったのですが、長焦点だとあんまり影響がないです。変な光条は入ってしまいましたが、それも全部含めてスタックしました。BXTを掛けると目立たないように処理してくれるのでありがたいです。長焦点だといつも撮っている対象の中に新しい発見があるので楽しいです。撮り飽きることがありません。

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2023年12月 4日 (月)

海に出てみた

低緯度オーロラを狙ったわけではありませんが、久々にこんな写真を撮ってみました。

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夕方北区に用事で、18時頃終わりました。もしかしたら夕方晴れるかもという期待を込めて機材を準備してきました。ほんのちょっと前までは雲が多かったのですが、まさかの快晴。さっそく海に出てみました。ここは東港のちょっと向こうの次第浜。日没後の西の対象を撮るとき良く行くところです。波も少し高く気温も3℃ですごく寒いのですが、人の気配がします。星屋でもなさそうだし、釣りをする天気でもありません。話し声も聞こえますが、暗くて一人なのか二人なのかもわからない。もっと距離を取ろうと思ったのですが、大きな水たまりがあって行けないのでしかたなく20mくらい離れて機材を出しました。すごく寒いのに動こうとする気配がありません。私は30分くらいいましたが、私が帰る頃もまだいました。いったいなんの目的で来ていたのでしょう。謎です。

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2023年12月 2日 (土)

星空の世界展のチケットを買いました

今日ニュースを見ていたら、北海道で低緯度オーロラが見られたそうです。いくつか写真も出ていましたが、その中にKAGAYAさんが撮ったものもありました。さすがにただの記録写真と違って美しさがありました。

そのKAGAYAさんの作品展が新潟で開かれます。私にしては珍しく前売りチケットを買いました。

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場所はメディアシップです。期間も2ヶ月ありますのでご興味のあるかたは是非ご覧になってはいかがでしょうか。今回の低緯度オーロラの写真もあればうれしいです。

それにしても低緯度オーロラは一度は見てみたい現象です。過去には新潟市でも撮影されました。さらに昔には佐渡で大火事が起きていると勘違いされたという話もあります。大変まれな現象ですし、毎日海まで行く訳にはいかないし、予報って出ないのでしょうかね。

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