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2023年6月27日 (火)

本当は赤くない北アメリカ星雲

25日はよく晴れたので夕方の金星に続いて夜も撮影しました。オフアキ用ガイドカメラを修理に出しているので短焦点にします。ついでに久しぶりにカラーカメラASI1600MC-COOLを使ってみました。

北アメリカ星雲です。

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コ・ボーグ36ED+1.1倍フラットナー(220mm)、ASI1600MC-COOL(約-10℃)、撮像ソフトNINA、(GAIN139 300秒×30枚 ビニング1)、EQ6PRO、ガイド鏡Pencil Borg、ガイドカメラQHY5LⅡ 、PHD2 Guiding、PixInsght、Photoshop CS6で画像処理

BXTを使ってみました。L画像にしか使えないと思っていましたが、RGBでも使えます。星がかなりシャープになります。カラーカメラは光害地ではカブリ処理が大変なのでしばらく使っていなかったのですが、PixInsghtの強力なカブリ処理機能で使えるのではないかと思い、使ってみました。人が手を加えることなく、きれいにカブリ処理やってくれています。PCCでの色合わせも人の主観が入ることなく行えます。そうして出てくる画像は、意外に北アメリカ星雲って赤くないこと。多くの作例では北アメリカ星雲は真っ赤ですが、本来は白い天の川の星々に埋もれて薄い赤という感じなんですね。今までは北アメリカ星雲は赤くなければという固定観念があったので、レベル調整で赤だけ持ち上げてみたりと、かなり不自然なことやっていました。さすがに調整なしだとさみしいのでStarnetでマスクを作って星雲のみの彩度を上げる処理をして、最後にPhotoshopで整えています。派手すぎず、赤っぽくなりすぎず、私好みです。久々にカラーカメラを使いましたが、いろんな面で楽ですね。お手軽撮影にまたこれからも出番を作ってあげたいと思います。

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2023年6月25日 (日)

久々の金星

最近惑星はほとんど撮っていません。前シーズンの土星と木星は1回撮っただけでしたし、火星は一度も撮りませんでした。あんまり熱が入りません。でも金星は結構好きで、ようやく半月過ぎたので久々に撮ってみました。

IRパスフィルターを使ったモノクロです。

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シーイングも軽減されるようです。

こちらはカラー

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シーイングも色収差も激しいのでなかなかうまくないです。ADC使うべきなのでしょうが、そこまで真剣に撮りません。撮影できるのもあと1ヶ月くらい。昼間から機材セットしなければならないので休日限定です。何回撮れるでしょう。

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2023年6月24日 (土)

トラブル続きのりゅう座トリオ

先週、2日かけて撮影したりゅう座トリオがやっとできました。

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI533MM Pro(約-10℃)、NINA、LRGB合成(L GAIN100 450秒×16枚 ビニング1)、(R GAIN100 450秒×6枚 ビニング2)、(G GAIN100 450秒×5枚 ビニング2) 、(B GAIN100 450秒×6枚 ビニング2)、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、PixInsight、Photoshop CS6で画像処理

ほとんどの処理はPixInsghtで行いました。フラットがうまくいかず、元画像はひどいものですがなんとかなったようです。BlurXTerminatorとNoiseTerminatorのお試し版を使ってみました。ノイズ除去はTopazよりもいいかもしれません。たぶん2つとも買うのではないかと思います。

17日の撮影の時、朝起きてみたら撮影が終わって赤道儀がパーク位置に戻っているはずなのですが、戻っていません。地平下を向いています。パソコンを見たら、どうも撮影途中でWindows Updateの再起動が勝手に行われたようです。ほんとにこういう仕様は止めて欲しいです。今回は赤道儀が西側を向いていたからよかったものの、たまに東側から始めてイナバウアーさせることがあるので、そんなときにパークに戻らなかったら悲惨です。そしてどういう訳か、LRGBのGだけがなぜか全部ガイドミスしています。Gの次のフィルター交換ではまたガイドしているのに、不思議です。というわけで19日に再び晴れたので、Gの取り直しです。この日は透明度はよかったものの、雲が多く、0時頃まで待ってやっと撮影始められました。G以外にも撮り増ししようとセットしましたが、成功したのはGだけ。ほかは雲が出たのか全部失敗。運が良かったのか悪かったのか。さらに続きがあって、翌20日も少し晴れたのでなにか撮ろうと思ったのですが、ガイドカメラがまったく映りません。どうもお亡くなりになってしまったようです。安いものではないので買い直しではなく、修理に出すことにしました。しばらくはオフアキできません。まあ、夏物は長焦点使う対象は少ないのでなんとか我慢します。

トラブル続きでしたが、収穫もいくつか。プレートソルブはあまり信用していなくて、毎回赤道儀はアライメントしてステラナビゲーターから対象を導入していましたが、アライメントなしでいきなりNINAから導入を実行してみました。まさにドンピシャで対象が真ん中に来ます。いままで無駄な苦労していた気がします。諸事情で画像フォーマットをTIFFにしていましたが、FITSに替えてみました。画像前処理のなんと簡単なこと。まとめてWBPPにぶち込むだけで自動的に露出時間、フィルター、ビニングなどより分けてくれます。FITSにするとそれ以外でもいろんな便利なことがあって処理がとても簡単です。トラブルも多かったですが、得るものも大きかった今回の撮影でした。

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やっぱり天然ホタル

やっぱりホタルは観光用に養殖されたものでない、自然に飛んでいるのを観たいと思い、いつもの新発田の某河川へいってきました。

まず去年乱舞が観られた奥のほうに行ってみたのですが、一匹も飛んでいません。20時50分頃まで待ってみましたが全然だめです。なぜ去年だけ飛んでいたのか、わかりません。そこで少し下流の毎年必ず観られるポイントに行ってみました。おお、いるいる。

いつもと少しアングルを変えてアジサイを入れてみました。

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たくさん飛んでいるのはもう少し先なのでちょっとだけ移動。

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左は藪だし、このあたりにも熊は出てくるのであまり車から離れたくありません。このあたりにしておきます。

結構上にも飛んでいます。晴れていたならホタル星景が撮れたでしょう。

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20時15分頃までいました。途中一台だけホタル見物らしい車が来ていきました。地元の人以外あまり知られていないのがいいところです。

ちょっと涼しかったからでしょうか。数は少なめだった気がします。上流にもいなかったし、やっぱり全体的に少なくなってきているのでしょうか。ほかのところはもうあまり探す気はないので、来年も観るならここにするつもりです。

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2023年6月21日 (水)

ようやくホタルを

今日は夏至です。それとは関係ありませんが、ようやく今年のホタルを観ることができました。場所は近くの福井ホタルの里です。

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久しぶりに来てみました。平日なので人はまばらです。どういうわけか、いつもは乱舞している川沿いにはほとんど飛んでいません。代わりに奥のほうの林の中に盛んに飛んでいました。気温とか天候が関係あるんですかね。人の手の入ったホタルはあまり好まないので今週末あたり山のほうの天然ホタルを観に行こうと思います。

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2023年6月19日 (月)

月齢1.2

昨日は1日薄曇りではっきりしない天気でしたが、今朝は打って変わって抜けるような青空。とはいえちぎれ雲が飛び交っていて全天快晴という感じではありません。それでも透明度はいいし、新月一日後の月があるので海岸に行ってみました。

沈む太陽

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肉眼でファインダー越しで比較的大きめの黒点が見えました。この形に沈む夕日はあまり見たことがありません。このときの大気や海水温ってどんななのでしょう。残念ながらグリーンフラッシュは見えませんでした。

この時間は月齢1.2です。日没直後すぐには見つけにくい。金星はすぐに見つかるのに。日没後10分くらいでやっと双眼鏡で見つけることができました。

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さらに10分後くらいでようやく肉眼でも見つけられました。ただし眼鏡着用。裸眼だとぼけて見えません。もう少し暗くなるまでとどまっていたかったのですが、風が強すぎ。この時期には珍しく海も荒れています。耐えきれずこれを撮ったら早々に退散しました。海岸から離れるともう風は静かになります。防風林の効果って大きいのですね。

帰ってから、土曜日に失敗したコマの取り直しをすべく機材をセットしましたが、なかなか雲がなくなりません。1時間だけ撮れればいいのですが、GPVも怪しい。もうちょっと待ってみます。

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2023年6月14日 (水)

一歩一歩・・・

今日も過去画像を再処理してみました。

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前に処理したのはこちらです。

BXTを使っていますのでやや鮮明に、星も小さくなっています。ノイズ感は少しありますが意図的です。のっぺりしすぎるよりも若干ノイズを残した方が鮮明度が上がると思っています。まだまだ不満はありますが、前のよりは進歩したでしょうか。

今回はNINAが出した画像をそのまま使わず、ステライメージでコンポジットしたIRとRGBのモノクロ画像を使いました。NINAが出したものはWBPPの処理が失敗します。大幅ガイドミスと、上下逆さまの画像が入り乱れていたせいかもしれません。ステライメージの画像はきれいに読み込んでくれましたが、RGBのChannelCombinationができませんでした。これはStarAlignmentで解決できました。ほかにも今日はノイズ除去のACDNRを覚えました。毎日新しい発見があります。まだまだ高度なことはできませんが、ステライメージでできることはだいたいできるようになったみたいです。しばらくは過去画像を引っ張り出して練習してみます。

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2023年6月11日 (日)

BlurXTerminatorの威力

PixInsight(PI)を使い始めたばかりなのにおこがましいですが、BlurXTerminator(BXT)を入れてみました。トライアルバージョンですが。私にはまだ早いと思っていましたが、tantanさんのところで実演していただいて、使うだけなら簡単そうなので入れてみることにしました。組み込み方が最初ちょっと悩みました。どこにもファイルをダウンロードするところがない。よく見たらPIのアップデート管理のメニューに指示されたURLを入力してアップデートを実行するという、ちょっと変わったやり方でした。作法に従ってモノクロ画像をストレッチする手前で行います。いわゆるリニア画像のうちに。わからないのでパラメーターはデフォルトのままです。対象はBXTを導入したらまずやってみたかったM104です。

処理前

No_bxt

処理後

Bxt

おお、暗黒帯のディテールが細かく現れました。星も小さくなっています。枚数も少なく、モノクロオンリーで素材的にはいまいちですが、効果のほどは見て取れます。試用期限が来たらどうしましょう。たぶん買うんでしょうけどね。

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2023年6月10日 (土)

M83を再処理

PIの勉強がてら、過去画像を再処理しています。南の回転花火、M83です。

M83_sd

4月29日に載せた最初の処理とは格段に違います。低空で光害地、枚数も少なくおまけに電線に引っかかるという最悪の素材でしたが、ここまでリカバリーできました。PIは魔法のツールではないかと思ってしまいます。とはいえ、手順はでたらめです。まったくセオリーがわかっていません。ABEやDBEでもカブリがうまく取れず、FlatAide Proに受け渡してしまいました。PCCも失敗します。その辺がちょっと情けない。暇があったらいろいろと動画を見て勉強します。

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2023年6月 9日 (金)

今年の月見草

今年も月見草が咲きました。

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今年は種を蒔き忘れ、4月に慌てて蒔きました。そっちはまだ芽が出ませんが、去年の鉢のこぼれ種から育った花が咲きました。でもちょっと小さい。肥料もやらずに放っておいたからでしょうか。でも早々とこのところ咲き続けています。今年はもしかしたらちょっと失敗かもしれません。この花から採れた種を大事に来年は再びたくさん咲かせたいと思います。最近園芸店でも鉢を見かけるようになりました。牧野博士によると、自生はもうしていないとのことです。でも手に入らないことはないみたいなので今回失敗したとしてもなんとかなるでしょう。絶やさないようにしたいです。

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2023年6月 6日 (火)

初めてのPixInsight

PixInsight(PI)を導入してやっと初めての作品?ができました。5月16日、超新星増光前のM101です。

202305162

HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI533MM Pro(約-10℃)、NINA、LRGB合成(L GAIN100 450秒×8枚 ビニング1)、(R GAIN100 450秒×4枚 ビニング2)、(G GAIN100 450秒×4枚 ビニング2) 、(B GAIN100 450秒×4枚 ビニング2)、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、PixInsight、Photoshop CS6で画像処理、トリミング

一通りの手順をtantanさんより直伝いただきました。ありがとうございました。

新しい機材やソフトを導入したときはブログで公表するのですが、今回はしませんでした。使えなかったら恥ずかしいからです。ようやく1つなんとか形になりました。しかし機能の1%も使っていないのではないかと思います。機能が多すぎます。ある処理をしたいと思っても情報がなかなかありません。ネットに記事があってもバージョンが古かったり、動画を見ても専門的なことが多く、本当に知りたいやり方が見つかりません。今回最もつまづいたのが、ホットピクセルの除去の仕方。WBPPで前処理した後ではCosmetic Collectionで消せません。WBPPの処理の中でCosmetic Collection を実行しなければならないのですが、具体的なやり方がどこにもありません。さんざん探し回ったあげく、日本人のかたのブログでようやく発見しました。WBPP実行前にCosmetic Collectionのインスタンスを作って、それをTemplateに登録します。その方もずいぶん悩んだみたいです。わかるかたにはわかるのでしょうが、いきなり初心者への洗礼を受けた感じです。まあ、すべてがこんな感じでひとつの処理を行うのにまず検索してやり方を見つけなければなりません。ようやくひとつ形になりました。感想としては確かに難解ですが、一度覚えてしまえばステライメージでは難しかった処理が一発でできてしまうこと。慣れてしまうとステライメージには戻れないという、ベテランさんの言うことも頷けます。この画像の色も今までのステライメージでは出せなかったのでちょっと感動です。実はHαも撮ってあるのですが、加算の仕方がわからないのでやっていません。Pixel Mathというプロセスを使うらしいですが、せっかくtantanさんに教わったのに忘れてしまいました。勉強してできるようになったら画像を追加したいと思います。


即興でHαを加えてみました。

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RGB画像にはNBRGBCombinationを使って、L画像にはPixel Mathを使ってHαを加えてそれらをLRGB合成してみました。確かに赤ポチははっきり出ましたが、どちらがいいかというのは微妙ですね。まあ、練習です。もっと精進します。

 

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