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2021年5月31日 (月)

球状星団二体

30日はよく晴れました。月食用に持ち出した機材を物星台に再セットし、調整しました。試し撮りはなににしようかと思いましたが、23時には月が出てくるので明るい球状星団にしました。

まず、子午線を越えたへび座のM5です。

202105301

HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI1600MC-COOL(約-15℃)、GAIN139、SharpCapで139秒×11枚、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、ステライメージ9、Photoshop CS6画像処理、ノートリミング

GAINをユニティゲインの139に、露出もつられて139秒にしてしまいました。久しぶりのカラーカメラですが、カブリ取りが難しいです。

M5撮影終了後、子午線を越えたヘルクレス座M13

202105302

HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI1600MC-COOL(約-15℃)、GAIN139、SharpCapで180秒×8枚、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、ステライメージ9、Photoshop CS6画像処理、ノートリミング

M5ってM13より有名ではないですが、M5のほうが大きくて明るいんですね。これは意外でした。画像を見たときなにかの間違いかと思ってステラナビゲータで確認したらそうなんですね。なんでなのでしょう。

球状星団は苦手で、いままでまともに撮れたことがありませんでしたが、初めてまあまあと言えるものが撮れました。しかし色は乏しいし、光軸が合っていないのか、星像もまん丸ではありません。短時間露出でもよく写りました。これを何時間もかけて撮る方がいらっしゃいますが、淡い部分があるわけでもないのに長時間露光する理由ってなんなのでしょうね。ちょっと謎です。

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2021年5月28日 (金)

ちょっと地味だった皆既月食

 

皆既に入る少し前、20時5分頃の写真です。

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、EOS 5D Mark II、ISO800、8秒、Photoshop CS6、若干トリミング

前回の写真はターコイズフリンジを出すために派手目にしましたが、実際見た目はこんな感じでした。コントラストも低く、色も白っぽく、さほどオレンジには見えませんでした。これはこれできれいですね。私はこっちの方が好きかもしれません。11月19日の月食は最大でこんな感じ。ほぼ皆既といっていいのではないでしょうか。

20時22分頃。皆既後半はだんだんと薄雲が迫ってきて、もう星も見えなくなりつつあります。

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TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8(35mm F3.2)、EOS 60D(ノーマル)、15秒×1枚、ISO3200、Photoshop CS

星が少ないせいか、Sequatorが星をコンポジットしてくれませんでした。1枚のみです。こんなロケーションのところで撮りました。結構山が高く、着いたときの皆既30分前はやっと山から月が顔を覗かせたばかりでした。

20時37分頃

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どんどん雲は厚くなるばかり。ここで撤収しました。全国的に天気には恵まれなかったみたいですが、皆既の付近はそこそこ見られ、それなりにラッキーな今回の月食だったかもしれません。

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2021年5月26日 (水)

付き添い付きの月食遠征

今日は待ちに待った皆既月食の日。せっかくなので背景の星座も撮りたいと、自宅でも見えるものを、わざわざ暗いところまで遠征に行くことにしました。一応遠征の時は申告しないといけないので、そういったら「私も行く」と女房が付いてくることになりました。危なくないように監視するということなのでしょう。最初は村松の方を目指しましたが、どうも雲が怪しい。テレビでも北に行くほど見えそうというので、急遽目的地を変更。新発田に行くことにしました。村松からは1時間くらいかかります。着いたのは皆既の30分前。大急ぎで機材を設営します。薄雲に阻まれてここでも怪しかったですが、皆既の時は雲も少し薄くなりなんとか撮影することができました。

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、EOS 5D Mark II、ISO800、10秒、Photoshop CS6、若干トリミング

時刻は20時12分頃。ちょっと色彩強調してターコイズフリンジをそれっぽく出してみました。ちょっと嘘くさい感じがしないでもありません。

皆既中、星景も撮ってみました。

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TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8(35mm F3.2)、EOS 60D(ノーマル)、10秒×17枚、ISO3200、Sequator、Photoshop CS6

こんな感じで薄雲ぎりぎりです。アンタレスすら見えません。皆既後半はもう薄雲に隠れ、撮影不可能になりました。

今回は10cmで眼視もしてみたのですが、いつもより色が薄かった感じです。白っぽく、あまり赤いというイメージがありませんでした。低空で薄雲越しだったせいですかね。ロケーション的にはもっと北に行った方がよかったかもしれません。まあでも皆既を撮れただけでもよしとしたいと思います。次の月食は11月19日の限りなく皆既に近い部分月食。これも時刻的には今回と同じなので似たような写真になるでしょう。最高の条件の月食は2029年の1月1日まで待たなければなりません。

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2021年5月21日 (金)

かかりつけ最強

私はこの10月で65歳になります。滑り込みで高齢者向け新型コロナウイルスワクチン接種できる年齢です。配布を開始したというニュースを聞いた翌日にもう送られてきました。

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まあ、基礎疾患ないので我先に予約する必要もないし、なにより医療従事者の娘が接種して、副反応に苦しんでいたのを目の当たりにしたら、ちょっと怖くなってしばらく様子見をしておこうと思っていました。今日、かかりつけの医院に薬をもらいにいったのですが、待っている間に何件もワクチン接種の問い合わせが来ているようです。かかりつけの人が優先なので、そうでない人は受け付けられません、とかいっていたようです。半分くらいの人は予約できなかったようでした。先生の診察が終わって会計するときについでに、ここでワクチン接種できるんですか、と聞いたところ、まるひさんはかかりつけですから大丈夫です。最短で○月○日ですね。とか言われ、なし崩し的にその場で予約完了。なんか、ネットでの予約があっという間に埋まってしまったとか、電話を何百回もかけてやっとつながったとかいう話を聞いていたので、こんなにあっさり予約できるなんて信じられませんでした。かかりつけ最強ですね。なんでも、風邪引いたとかで年に1回行く程度はかかりつけにならないようで、私みたいに月一で薬をもらいに通うのをかかりつけというみたいです。毎月面倒だなあ、と思っていましたが、こういうとき役に立つんですね。副反応怖いですが、私が受けることが全体の利益にもなるので頑張って受けようと思います。

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2021年5月20日 (木)

M106

1週間前、13日に撮ったものが残っていました。りょうけん座の銀河、M106です。

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI183MM Pro(約-10℃)、NINA、L(GAIN200 450秒×10枚 ビニング1)、RGBHα(GAIN250 450秒×4枚 ビニング2)、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、ステライメージ9、Photoshop CS6で画像処理、ダーク・フラットあり

HαをRに50%加重平均してみましたが、あんまり効果がなかったようです。中心は明るいですが、周辺は極端に淡く、なかなか難しい対象です。空がよくなかったのかもしれません。今回はカブリとの戦いでした。カブリ撮りに処理のほとんどを費やしました。今回の3日に渡る撮影で、すべての画像の隅に変な影が写っています。フラットでもダークでも取れないので、実際になにかがライト画像に写り込んでいるみたいです。強調しないとわからないのですが、気になります。

今回の撮影中にNINAがハングアップしました。再立ち上げしたらプロファイルが消えており、再度設定しなおす羽目になりました。つい慌ててしまい。冷却温度をいつもの-15℃でない-10℃で設定してしまいました。おかげでダークすべて撮り直し、時間をロスしてしまいました。消えたと思っていたプロファイルは残っており、オプションメニューから選択できるようになっていました。知っていれば慌てることなかったのに・・・

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2021年5月18日 (火)

期待していいのか

まだ1週間先ですが、26日の皆既月食の日の天気はどうなのでしょう。

GPVを見たところ

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前日までは雨や曇りなのに、新潟付近は快晴ではないですか。期待していいのでしょうか。最近の天気は大きく外れることはあまりないので、全く見えないということはなさそうです。でもまだ1週間先ですからね。Windyを見ると、風がちょっと強そうです。撮影に影響はないと思いますが、快適に観望ができないのはちょっといやです。そろそろプランを練ろうと思います。月食なんてどこで見てもいいのですが、皆既の時の星空も大事なので暗いところに遠征します。機材の落ちがないように週末は周到に準備をしようと思います。

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2021年5月17日 (月)

NGC5350 5354 5353

上からNGC5350 NGC5354 NGC5353、14日(正確には日が回って15日)撮影したりょうけん座の銀河です。

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI183MM Pro(約-10℃)、NINA、L(GAIN200 450秒×10枚 ビニング1)、RGB(GAIN250 300秒×4枚 ビニング2)、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、ステライメージ9、Photoshop CS6で画像処理、ダーク・フラットあり、若干トリミング

NGC4565を撮ったあと、何か撮影を仕掛けて寝ようと思い見つけたのがこれです。特に狙っていたわけではなく、天頂付近にある銀河を適当にステラナビゲータでクリックして見つけました。狭い領域にいくつもの銀河が固まっていて、NGC5350の形が特徴的なので決めました。薄明開始までの2時間ちょいの露出ですが、天気予報が怪しかったのに関わらず、雲に阻まれずにすみました。Rの撮影の時電線に引っかかったらしく、赤い光条が目立ちましたが、画像処理で弱めています。行き当たりばったりで撮る対象を決めるのも面白いです。撮れるエリアは狭いですが、こうやって探すと結構ありそうです。

 

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2021年5月16日 (日)

M63とNGC5907

ご存じM63、ひまわり銀河です。

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI183MM Pro(約-10℃)、NINA、L(GAIN200 300秒×8枚 ビニング1)、RGB(GAIN250 300秒×4枚 ビニング2)、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、ステライメージ9、Photoshop CS6で画像処理、ダーク・フラットあり、若干トリミング

周辺はもっと淡い構造があるみたいですが、光害地なので難しいです。シーイングがまあまあだったのか、細かな構造はそれなりに写ったのではないかと思います。しかし光害地なのでカブリ処理が大変です。光害地でないところでの撮影ならそんなに苦労はしないと思います。銀河に限れば、光害地と無光害地での違いはカブリ処理が大変かどうかの違いで、うまくやれば結果にはさほどの違いはないのではないかと思っています。

NGC5907、りゅう座のエッジオン銀河です。

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI183MM Pro(約-10℃)、NINA、L(GAIN200 480秒×8枚 ビニング1)、RGB(GAIN250 300秒×4枚 ビニング2)、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、ステライメージ9、Photoshop CS6で画像処理、ダーク・フラットあり、若干トリミング

美しいニードル型銀河です。最近知った対象ですが、NGC4565より好きかもしれません。これは1時過ぎ、薄明までに撮ったものです。生活光も少なくなり、光害のない海の方角なのでカブリが少なかったです。電車も通らないし、自宅撮影では深夜~朝が撮影勝負です。寝てても撮ってくれるNINAはもう手放せません。

5月11~12日に撮りました。初め、ガイドカメラを認識せず、ずいぶん悩みました。どうもUSBケーブルがおかしいらしい。替えてみたら認識しました。それとフィルターホイールも認識しない。撮影カメラにUSBハブ機能がありそこにつないでいるのですが、それを経由せず、直接パソコンにつないだら動きました。どうもASI183MMのUSBハブ機能がうまく働いていなかったらしい。壊れたのかと思いましたが、後日の撮影では動きましたのでどうも一時的なものだったみたいです。でもなんだかUSBが不安定です。この間ケーブル引っかかり事件があったので、そのときになにかおかしくなったのかもしれません。ちょっと心配です。

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2021年5月15日 (土)

NGC4565

新月期になってようやく晴れました。3日くらい撮影できましたが、処理がなかなか追いつかずやっと始めました。撮ったのはこの3日で5対象。まだ結果をよく見ていないのでわかりません。全部お見せできるかどうかもわかりません。

順不同ですが、とりあえず14日に撮ったNGC4565

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HD800+0.7倍レデューサー(約1400mm)、ASI183MM Pro(約-10℃)、NINA、L(GAIN200 300秒×8枚 ビニング1)、RGB(GAIN250 300秒×4枚 ビニング2)、EQ6PRO、TOAGでオフアキ、ガイドカメラQHY5III178M、PHD2 Guiding、ステライメージ9、Photoshop CS6で画像処理、ダーク・フラットあり

NINAにトラブルがあり、やっと復帰して撮ったのでいろいろとミスりました。ニュートンでもないのに輝星に光条が出ています。電線通過で出たものです。電線を通っても像が見えなくなったりガイドを失敗することもないのですが、そのコマは雲が通過したように白くなったり、このように光条が現れます。画面のムラにもなっているようですが我慢しないと。そうでないと撮ることのできる対象が減ってしまいます。いろいろトラブルも多かったですが、残りの対象をアップするときにおいおいとお話します。

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2021年5月14日 (金)

月水金

うちの町内の燃えるゴミ収集日ですが、それではありません。今日は月と水星と金星が接近しました。下が金星、上が水星、真ん中が月。

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カメラはEOS 5D MarkIIです。SAMYANG 135mmを使ってみました。私の持っている唯一のフルサイズ対応レンズです。横位置だとぎりぎり水星と火星が入り、風景は入らないので縦位置にしました。しかし普段一番見にくい水星が一番見やすい高さにいます。日没後10分くらいで金星は双眼鏡で発見できました。月はなかなか見つかりません。15分後くらいになんとか月発見。さらに10分くらい後にようやく水星も発見。心の目で見てなんとかそれかな・・・とわかるくらい。肉眼で水星が見つけられたのはそのさらに後です。やっぱり見つけにくいです。

金星がまもなく沈もうと言う頃、レンズを75mmに替えてみました。

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TAMRON SP AF 28-75mmです。フルサイズ対応でないので周辺減光が激しいです。ワイドではケラレます。補正して若干トリミングしました。水星と金星がわかりやすいようにPhotoshopで明るさの最大値フィルターを一番弱くかけています。

滅多に見られないので、月齢1の月を撮りました。

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mini BORG 60ED+1.4倍テレコンバータ+2倍テレプラズ(約980mm)

これもフルサイズ非対応ですのでケラレます。トリミングしています。そうなるとわざわざフルサイズ使う意味ないですね。やっぱり普段使いは60Dにしたいと思います。

 

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2021年5月10日 (月)

今だけの光景

ようやく黄砂も去り、澄んだ空が・・・と思いきや曇り空。新月期なのになかなか恵まれません。しかし夕日のあたりにわずかな晴れ間が。なかなか鮮やかな色です。いてもたってもいられず、昨日と同じいつもの越後平野展望地へ。やはりこの季節、狙っている人もいて、いつものスポットは先客がいました。仕方がないので少し先の農道に停めて。

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水を張った田に映る夕焼けが見られるのは今だけです。

あのあたりが雲の境目で、南は厚い雲です。夜は雲も減りましたが、中途半端な感じで撮影は止めました。明日は期待できそうですが、どうでしょうね。

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2021年5月 8日 (土)

また黄砂

今日は黄砂でした。今年になって3回目くらいでしょうか。

いつもの角田と弥彦が見えるポイントからです。ほぼ定点撮影所になっています。

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西ほど濃いみたいです。弥彦はほぼ見えません。

夕方

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田んぼに水を張る季節なので空が赤いと地上も真っ赤に染まります。

新月期が近づいていますが、全然晴れません。昨日わずかに星が見えたので、前回赤道儀が不調だったのを確認するためにちょっと機材を出してみました。やっぱり変。導入しようとすると途中で止まります。ただ、パソコンからだけで、コントローラーだと問題ありません。赤道儀やパソコンの電源入れ直したりしても変わりません。パソコンのゲームコントローラーで手動で動かししてもうまくいかない。ハッと思い、ゲームコントローラーを外してみました。そうしたらちゃんと動くようになりました。見ると、ジョイスティックの動きが変。それが原因かもしれません。ジョイスティックは使わないのでボタンをカスタマイズして無効にしてみます。だめなら買い替えかな。とりあえず原因がわかってほっとしました。ついでにテストでいろんな星を導入していたら、ガガガという音が。USBケーブルが引っ張られていました。冷却カメラにつけていたので本体壊したら大変なことでした。天体写真あるあるのようですが、気をつけないといけません。

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2021年5月 3日 (月)

フェルミ推定

フェルミ推定という考え方があります。およそ検討のつかない量をいくつかのデータを元にごく大雑把に推定する考え方です。あの「ドレイクの方程式」もそうですね。そういう言葉があると知ったのは比較的最近ですが、それ以前からそういうことを頭で考えることが好きでした。例えば、消しゴムなんて一つ買えば何年ももつものを、メーカーは1日何個作るのだろう、とか。何日か前の新聞に「勝手踏切」と言われる、JRが認めていない、住民が勝手に渡って踏切化している箇所を調査したという記事が載っていました。これなんかフェルミ推定の格好の材料です。後出しジャンケンっぽいですが、推測してみました。うちの近所の線路にも勝手踏切があります。いまは塞がれていて通れなくなっていますが、田舎では普通にあるはずです。それを元に計算すると、うちの近所の線路は駅と駅の間に3〜4箇所あることがわかっています。新潟県の駅の数は199ですから同じ割合であるとして、600〜800箇所あることになります。まあ、都市部や山間部で差はあるでしょうが、そういう細かいことは無視するのがこのやり方です。全国にこれを拡大すると単純に47倍すると30000~40000箇所ということになりますが、新潟県は面積が広いので少し控えめにして20000〜30000箇所とします。正解は新潟県は約800箇所、全国では17000箇所だそうです。結構いい線いってるんじゃないかと。フェルミ推定では桁がまったく違うとか、およそ常識から外れた数でない限りよしとするので、この程度は正解の範囲かもしれません。

もう一つ例題を。だいぶ昔になりますが、全国のガードレールのリベット部に、謎の三角の金属板が取り付けられているのが見つかって大騒ぎになったことがあります。どこかの省庁だったかが調べて全国で1000箇所(だったかな)くらいあるのがわかり、誰が何の目的でやったのかと、ワイドショーで様々な評論家と言われる人々が大議論していました。アングラな組織がネットを使って全国の会員に命令したのだとか、怪しい宗教団体の儀式だとか荒唐無稽な説を大真面目に語っていました。結局実験して検証したところ、車がガードレールに斜めから擦るようにぶつかると、まれにこういうことが起こるということがわかり一見落着したのですが、それでも1000箇所は多すぎる、ということで陰謀説を唱える人も消えませんでした。その時に考えたのですが、1000箇所というのは本当に多いのか、ということです。その頃はフェルミ推定という言葉は知りませんでしたが、その方法で推定したのが次のようなものです。物損事故は年間700万件くらいだそうです。届出をしないケースはもっとあると思われるので、年間3000万件あると推定します。物損は様々なケースがあるので、これのようにガードレールに擦る事故は1/100として30万件とします。その内できれいに鉄板が剥がれてリベットに挟みこまれるレアケースは少なく見積もって1千件に一回とします。それでも年間300箇所にこの謎の金属片が付けられることになります。金属片の中にはかなり錆びているものもあったとのことなので、20年くらい蓄積されたものと考えると6000箇所。途中で外されたものとかもあるでしょうから現在残っているのは2000〜3000箇所という答えが出ます。どうでしょう。結構的を射ていると思いませんか。決して1000箇所「も」見つかったというのは不自然ではないということです。

さて、新たに考えた例題ですが、今までに隠れ陽性者も含めた新型コロナ陽性者は累計何人かという問題です。いろいろ考えたのですが、ちょっと難しいです。ごくごく大雑把にPCR検査の陽性率で計算してみます。5%〜30%くらいらしいので、10%としてみます。日本全国民がPCR検査を受けたとすると、1200万人が陽性だったことになります。しかし10%という数字は、症状のある人、濃厚接触者の人、無症状だけど念のためという人がある割合で含まれています。無作為で選んだ人で検査すると陽性率はずっと低くなるはずです。1%とします(根拠はないですが)。そうすると120万人という答えがでます。現在の累計陽性者は60万人。これは私が思っていたよりもずっと少ないです。実は自分ももうすでに一度かかって、抗体ができていたりして、とか期待したのですが、この数字ではそんなことはなさそうです。これからも感染対策して過ごさなけれなならないですね。

せっかくのGWですが、天気が悪くてどこにも行けません。星も見れません。まあ、今のご時世ですからね。天の思し召しでしょう。暇なのでこんな駄文を書いてみました。長文、読んでいただきありがとうございました。

Job_suugakusya

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