« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »

2020年6月26日 (金)

観測小屋いらず

こんなものが届きました。

Img_1196_r

中身は

米国TeleGizmos社のテレスコープカバー

Img_1197_r

日本ではテレスコ工作工房さんが取り扱っています。そちらから購入しました。

大きい!こら巨大だ!

Img_1198_r

30cm〜35cm用を買ってしまいました。私の望遠鏡は20cmですのでオーバースペック。でも大は小を兼ねるといいますし、小さくて後悔するよりいいかな、と思いこれにしました。

この機材にかぶせると

Img_1199_r

こんな感じになります。

Img_1202_r

でかすぎるわけでもないですね。ただやっぱり筒が載っていないとぶかぶかです。さすがに筒くらいは撮影が終わったら家に入れたいので、こういう使い方をする機会はあまりないかも。三脚の下が出ています。やっぱりすっぽりかぶせたいので思い切ってピラーを注文しちゃいました。まもなく届くでしょう。

1ヶ月くらい前、女房に、アンタ、あの星見る時の重いやつ、なんとか毎回上げ下げしないようにできないの、と言われました。もう歳なのであれと一緒に階段転げ落ちるのが心配なんだそうです。天文台みたいなの作ってもいいよ、とかまでいい、さすがにそれは経済的にも施工的にも無理なのを説明しましたが、それでもなんとかしろ、というので探したらこういうものを見つけました。なんでもNASAが開発した素材のようで、365日屋外に出していても防水は損なわれず、太陽光で劣化することもないそうです。考えてみれば機材を守るのにどうしても家形の観測小屋でなくてもいいわけです。観測小屋だと台風の対策もしなければならないし、これなら飛んでも近隣に迷惑がかかることないし、そもそも台風のときだけしまっちゃえばいいので目的としては十分です。家族でBBQすることもあるでしょうから、そんなときさっと片付けられるのもいいです。いままではいくら自宅で気軽に機材を出せるとはいえ、やはり面倒なのでちょっと晴れ間があるくらいでは出しませんでした。これならカバー取るだけですから極軸も合わせなくてもいいし、稼働率が飛躍的に上がりそうです。

| | コメント (4)

2020年6月24日 (水)

私をホタルに連れてって

今日は蒸し暑い日。ホタルも飛びそうな気がして撮影に行ってみようかと思っていたら女房が、今日ホタル見に連れてってよ、と行ってきました。まあ、一人で行くよりは楽しいので了解。ただ、なかなか女房の場合、行く場所について細かい。前に行ったあそこはいやだ、とか、養殖ホタルもいやで、自然に飛んでいるところがいい、とか結構注文が多いです。去年行った和島は気に入ったようで、そこに行くことにしました。途中夕ご飯を食べ、着いたのが19時半。その前に立ち寄った池で1枚。

202006241

このマジックアワーといえる、幽玄な雰囲気が好きです。

さて、去年行った場所がわからない。目星を付けてきたのですが、行ってみると雰囲気が違う。ホタルはいません。もう1カ所心当たりのある場所に行ってみましたが、そことも違う。でもホタルはまあまあ飛んでいたのでそこで見ることにしました。

202006242

10秒28枚です。5分弱といったところでしょうか。見た目はあまり飛んでいないように見えましたが、写真にするとちょっと乱舞っぽく見えます。私はゲンジとヘイケの違いがよくわからないのですが、発光周期が短いのでヘイケなのかもしれません。結構高いところを飛んだり、水路から離れた田んぼのほうまで飛んで行っているものもいました。ここで10分くらい見て、せっかくなので新規開拓してみようとマップで目星を付けたところにいってみました。しかしいません。数匹わずかに舞っている程度で鑑賞するほどではありません。このあたり、ホタルはどこにでも見ることができますが、数が多いところとなるとそれなりに探さなければならないようです。もう今年は終了でしょう。また来年来てみます。

| | コメント (4)

2020年6月21日 (日)

ピーカンの日食

今日21日は夏至、父の日、そして部分日食の日でした。部分日食はそれほど興味ある現象ではないですが、快晴、日曜日、自宅物星台から全経過が見られるという好条件とくれば見ないわけには行きません。前日から入念に準備しました。

5分毎の連続撮影です。

202006211

風景は食が始まる少し前に撮ったものを合成しています。残念なことにインターバルタイマーの設定を間違えて、食の最初の方が失敗してしまいました。最初のコマはすでにもう欠けています。レンズの焦点距離や構図はステライメージで十分にシミュレーションし、予想通りに完璧に決まりました。トリミングもしていません。ただ、太陽用のNDフィルターを職場に忘れてきて、取りにいくのも面倒なので、家にあった日食メガネをレンズの前に貼り付けなんとか間に合わせました。今までは時計見ながら5分おきにシャッター切っていましたが、今回初めてインターバルタイマーを使いました。ずっと放置でもちゃんと撮ってくれましたので非常に楽でした。

メインのほうは前日の夜、入念に極軸を合わせておきました。機材のほうはmini Borg 60ED+1.4倍テレコンバータ+2倍(980mm)、ASI1600MC-COOL(冷却なし)です。あまりに天気がいいので家族の布団を全干しの中で行いました。

午前中にリハーサル撮影です。

Img_1190

当然家の中からリモート撮影。ステラナビゲータのリアルタイムシミュレーションを並べて見ていました。同じですね。

202006213

炎天下の中にいなくていいので熱中症対策にもなります。さらに今回初めてSharpCapで自動インターバル撮影。こちらは1分おきです。食の間中、全く操作することなしに勝手に120枚の撮影をしてくれました。追尾も少し動いたくらいで修正の必要もなく、ただ見ているだけ。合間にコンビニにも行ったりと非常に楽な撮影でした。まあ、これならネット中継見ているのとあまり変わりなく、ありがたみがないといえばそうかもしれないですけどね。

202006212

とりあえず食の最大あたりです。

カラーで撮っていたはずですが、ホワイトバランスを自動にしたら色が完全に抜けてしまった感じです。画像フォーマットもモノクロになっていたし、SharpCapはわからないことがまだまだたくさんあります。途中電線に阻まれながらも全経過中一片の雲もなく、どピーカンの中での撮影でした。120枚をどう処理するかはこれから考えます。過去にも日食で1分おきを切れ目なく撮れたことはなかったので、動画にでもしてみたいと思っています。でも手間もかかりそうだし、約束するものではありません。だいぶ経ってから公開するかもしれませんし、永久にしないかもしれません。

| | コメント (2)

2020年6月18日 (木)

乱舞に遭遇

今日は北区で仕事。17時半頃に終わりましたが、せっかくなのでここから近くの新発田市の某所にホタルを探しに行こうと思いました。暗くなるまでまだ2時間もあります。スーパーの駐車場とか福島潟で時間をつぶしてようやく暗くなりかけた19時半に現地到着。行く場所は決めています。まだ全然飛んでいません。だめかなあ、と諦めようとしたのですがよく見ると数匹光っています。せっかくなのでもう少し待っていたところ、みるみるうちにどんどん飛び始め10分もすると乱舞状態に。ここには数年通っていますが、こんな凄いのは初めてです。

202006181

露出6秒でわずか10枚のコンポジット。総露出1分でこれだけです。どれだけ凄かったかおわかりいただけたでしょうか。

202006182

こちらはマックスの少し前。それでも5秒11枚です。

撮影中地元らしき人が二人やってきました。やっぱり今日は凄いとのこと。別のポイントも教えてもらいました。そろそろ帰ろうと思った20時、1台の車が。撮影らしいです。カメラを準備していました。こういうところでかち合うのは苦手なので立ち去りましたが、しかしここも有名撮影地になったのでしょうかね。知る人ぞ知るポイントだと思っていたのですが。今後はこういうホタル撮影地はブログで公表しないことにします。人がたくさん押し寄せて近隣の迷惑になって撮影禁止とかになるのはイヤですから。私もシーズン1回くらいしか来ないことにします。いつまでも聖地でありますように。

| | コメント (2)

2020年6月17日 (水)

C/2017 T2

C/2017 T2 パンスターズ彗星がなにやら賑やかなところを通過中ということで撮ってみました。

202006171

miniBorg 60ED+1.4倍エクステンダー(約490mm)、ASI1600MC-COOL(約-15℃)、GAIN259、120秒×9枚、EQ6PRO、ガイド鏡ペンシルボーグ、ガイドカメラQHY5LⅡ PHD2 Guiding、SharpCap、ステライメージ、Photoshop、FlatAide Pro

明るい星は北斗七星のひしゃくの一つ、その左の銀河はM109。他にもいくつか明るい銀河があります。光害地なんでこんなものですかね。彗星のグリーンがなかなか出ません。ちょっとごまかして色を付けちゃいました。フラットもせずいい加減な処理です。まあ、記念撮影ということで。

今日は透明度が良くて絶賛撮影中・・・と思ったら雲が出てきました。晴れは長くは続きません。もう止めて寝ます。

| | コメント (0)

2020年6月16日 (火)

月も面白い

だいぶ経ってしまいましたが、5月31日に撮った月の写真を載せておきます。

202005313

202005314

202005315

HD800+ASI290MC、SharpCap、AutoStakkert、Registax、Photoshop。シーイングは普通程度。カラーですが、変な収差が出ていてシャープさに欠けるのでモノクロ化しました。

月面の撮り方がちょっとわかってきた気がします。ゲインはなるべく下げる、露出は控えめで昼の部分を飛ばさないように。画像処理ではコントラストをできるだけ下げる。そういえばフィルム時代、天体写真用に星野には月光V5を使って、月は月光V2を使っていた気がします。月は苦手でしたが、これくらいに写るならちょっと楽しくなりそうです。290MMも欲しくなってきました。でも最近金欠です。給付金は冷蔵庫とクーラーに消えてしまったし。なんとかして頑張って貯めねば。

| | コメント (0)

2020年6月14日 (日)

ノーチェックだった

まさか晴れるとは思いませんでした。日中は完全に曇り。夕方頃西のほうに青空がやや見えましたが、予報では21時には曇り。GPV見ても晴れる感じはなし。しかし日没後からどうやらずっと快晴だったらしい。らしいというのは、まず晴れるはずないと思って空を見なかったから。でもそろそろ寝ようかと0時過ぎに空を見たらまさかの快晴。透明度も結構いいではありませんか。星の瞬きも少ないし、シーイングも良さそうです。土曜日だし、こんなことなら撮影すればよかったです。悔しいのでせめて記録に一枚。

Img_3507

コンデジの星空モードで1枚のみです。我が家の物星台から。なるべく屋根を外した構図ですが、電線は免れません。だいぶ画像処理はしましたが、結構天の川も写ります。肉眼でもうっすらと見えます。光害地ですが、これくらい写れば御の字ですかね。贅沢言わなければ長焦点なら結構恵まれているほうかなあ、とか思うようになってきました。

木星もそろそろ隣の屋根から見えてくるようになってきました。こんなとき思い立ってすぐに撮影できる環境にあればいいのですが、重たい赤道儀を設置するのはなかなか骨が折れます。そんなことで今赤道儀常設計画を立てています。どんな形になるか、今度紹介できるかもしれません。

| | コメント (2)

2020年6月10日 (水)

新しい星見様式

昨日9日は快晴の一日でした。オメガ星団最後のチャンスです。例の車大破事件があって遠征を控えていますのであまり遅くなれない。20時頃現地について20時半に終えてそれから帰れば、まあちょっと仕事で遅くなったくらいの時間に帰宅できます。朝そんなことを考えていたら女房が、今日私を星見に連れてってよ、と言ってきました。これは願ってもないこと、それであれば多少遅くなっても大丈夫です。一も二もなくOKしました。せっかくなのでいつもの夕日スポットにまず寄ることにしました。日没30分前に到着。透明度は良くなく、低空には雲もあります。海水温も高いのか、太陽は変形することもなくグリーンが現れる訳でもなく、大福型で沈んで行きました。それでも女房はゆっくり夕日が沈むところなんて滅多に見たことがないのか、スマホで写真撮ったりしながら楽しんでいたようです。

Img_9453

日没後はラーメン屋さんに。もう新潟はほぼ収束に近いのでたまには外食もいいでしょう。夕食時でしたが空いていました。そのあとはオメガスポットへ。しかし透明度が非常に悪く双眼鏡でも確認できません。写真にはなんとか存在が確認出来る程度。去年とは大違いです。公開しません。今年はこれでお終いです。

せっかくなので昇る天の川でも撮ろうと少し移動します。時々来る遠征地です。

202006091

天の川はなんとか淡く見える程度。女房は、わからない、と言っていました。でも写真には案外写るものです。星景撮ったのは久しぶりです。暗い空も久しぶり。堪能しました。

女房は、もう歳だし星見で遠征するな、といつも言っています。でも自分が付いていくならOKだそうで、これからも時々行ってやる、とのことです。女房連れだと大きな望遠鏡で何時間ものガイド撮影はできないでしょう。しかし1時間程度なら車で寝てることもできるので、星景や中望遠での簡単ガイドなら大丈夫そうです。今度はもっと山奥の濃い天の川の見えるところに行く約束しました。普段は自宅で銀河や惑星撮影、時々女房連れで山奥に星景撮影。そんなのがこれからの私の新しい星見様式になりそうです。

| | コメント (4)

2020年6月 7日 (日)

ようやく水星

やっと今回の水星を撮ることができました。

20200607

HD800+QHY5III178M 、SharpCap、AutoStakkert(約1360枚を10%スタック)、ステライメージ、Photoshop

いつも使う惑星用のASI290MCをゴミ取りするために職場に持って行ってそのまま置いてきてしまいました。しかたがないのでガイド用のQHY5III178Mにしました。モノクロです。解像度を落としましたが、それでもレートが低いです。やっぱりあまり惑星向きではありません。今日は透明度がよく、昼間のうちに太陽アライメントして準備していました。でも日が高いうちはなかなか見つかりません。ちょうど日没時、やっと見つけることができました。ピントがずれていました。これでは視野に入ったいたとしても見つけられません。見つけてしまえば案外明るく感じ、もう少し高い時でも撮れたかもしれません。シーイングが悪く、やっと半月より少し欠けた姿がわかる程度です。来週後半はさらに細くなりますが、まだ見られる程度の高さがあります。チャンスがあれば撮ってみたいですが、梅雨入りしそうなので無理かもしれません。次に西に回ってくるのは10月。このときは黄道が寝ているので高度が高くならないので難しい。その次は1月で天気悪いし、シーイングも良くないのでこれもだめ、結局1年先の5月まで待たなければなりません。

| | コメント (0)

2020年6月 4日 (木)

センサー掃除してみました

こんなものが届きました。

Img_1181_r

イメージセンサークリーニングキット、PENTAXが出しているので俗にペンタ棒と呼ばれているそうです。

私の惑星用COMSカメラ、ASI290MCにこんなでっかいゴミが付いています。

202005041

前から気づいていましたが今回の金星撮影で非常に邪魔でした。コイツのせいで対象を真ん中に持って来れない。接続部をショートノーズピースに交換したのですが、その時に保護ガラスを外してしまい、内側に入り込んでしまったようです。いくらブロワで吹いても消えません。できればお金かかってもいいので専門のところに出したいくらいなのですが、そういうところもないみたいで自分でやることにしました。調べたらこれが一番やりやすくて確実みたいです。

クリーニング前、今の状態を映してみました。

Img_1182_r

センサーのゴミってレンズ無しでも映るかと思っていましたが、レンズ付けないだめなんですね。金星撮影の時とボケ具合が違いますが、見ることができます。

分解しました。

Img_1183_r

う~ん、勇気がいりますが慎重にぺったんと。

Img_1184_r

1回で撮れませんでした。ゴミは移動しただけ。もしかしたら保護ガラスのほうに付いていたのかも。もう一度やってみましたら消えました。

Img_1185_r

多少のゴミはしかたないでしょう。でもあの大きな物が消えただけでもよしとします。実はASI1600MC-COOLにも、ASI183MM-PROにもでかいのが付いているんですよね。今まではフラットで消していましたが、完全には消えずなんとかせねばと思っていました。今度そっちもやってみます。まあ、あんまりやりたくないんですけど。

| | コメント (2)

2020年6月 3日 (水)

いつの間にか中止に

まあ、まず中止になるだろうと思っていましたが、案の定中止が決定されていました。

Tainai

8月下旬だし、屋外開催なのでもしかしたらと一縷の望みを持っていましたが、全国から集まるイベントですし、当然でしょうね。滅多にない機会なので誰も居ない星まつり会場というのをネタとして写真撮ってこようかと思っていたのですが、会場エリアへの立ち入り禁止だそうです。外周の道路も通行止めにするんでしょうかね。せめて遠巻きに見てみたいのですが、不謹慎でしょうか。

今年は新月期に当たってかつ、木星も土星も観望好機の年なのに残念です。来年開催されることを期待していましょう。

| | コメント (4)

2020年6月 2日 (火)

こないだの太陽

30日にグリーンフラッシュと、金星没を撮った時の太陽の写真をアップしときます。

Img_9412

だるま夕日っぽい形です。もしかしたら夕日の形とグリーンフラッシュ出現に相関関係があるのかもしれません。あの下側に伸びる赤いやつが金星にも出たのでしょうかね。

気象ネタ繋がりで今日見た雲です。

Img_3490

たぶん乳房雲なんだと思います。こないだのチコちゃんでやっていましたが、珍しい雲というので紹介されていました。でも案外よく見る気がします。たぶんみんな見ているのだろうけど、それと気がつかないだけじゃないでしょうか。それよりも一緒に紹介されていたロール雲がみたい。でもあれだけは特殊な地形条件が必要なようで、日本で見るのは難しそうです。

| | コメント (0)

2020年6月 1日 (月)

内合4日前

31日に内合4日前の金星を撮りました。

202005312

この日はほぼ1日中薄雲に覆われていました。予報に反して夕方奇跡的に雲が切れた隙に撮影したものです。夕方16時頃です。HD800+Powermate2.5x+ASI290MC、SharpCap、AutoStakkert(約3000枚を1%スタック)、ステライメージ、Photoshop。ピクセル等倍なので先週撮ったものと大きさの比較ができます。非常にシーイングが悪く、ぴょんぴょん跳んでいました。180度越えしているように見えますが、どうでしょう?

前日の30日は全くの快晴。その日に撮っておけば良かったのですが、仕事に行くので諦めました。いや、実は土曜日で特段必要緊急の用事があるわけでもなく、自主出勤なので休んでも誰も文句言わないのですが、なんとなく予定を曲げて撮影しても落ち着かないので止めました。まあ、前日準備していなくてちゃんと導入できる自信がなかったということもあります。

その日の夜は翌日ちゃんと導入できるように入念に準備を行いました。極軸を合わせ、明日の撮影時にだいたい金星があるあたりの適当な星に自動導入します。かんむり座アルファ星にしました。当然一発で真ん中に入りませんが、クランプを緩め手動で視野の中心に入れます。そして自動でホームポジションに戻し、一旦電源を切って再度導入。これで微調整なしに真ん中に入ればOKです。ピントもあらかじめ合わせておきます。コントラストが低いのでピントが合っていなければ視野に入っていてもまず気づかないでしょう。

さて、翌日10時くらいに撮影開始です。導入してみました。まさにど真ん中に金星があります。薄雲で非常に見にくく、自動導入失敗していたらまず探し当てるのは無理だったと思います。太陽との離角は6度。太陽光がもろに補正板を直射するので盛大なフレアが出ています。普通のフードでは役に立ちません。そこでキャンプ用のマットを丸めて超長いフードにしました。

Img_3488

フレアは消えました。ただそよ風でも揺れるのが難点です。午前中はずっと薄雲が覆っていて、見えなくはないのですがコントラストが低く、見栄えがしません。正午過ぎ頃にさらに薄雲が濃くなり撮影不可能になったので中断です。機材はそのままにして買い物に行き、15時頃帰ってきたら薄雲はほぼなくなり、金星は青空の中にいます。しかし子午線を過ぎると自動導入しても入りません。ファインダーでも見えないし、目くらめっぽう動かしまくっても太陽が近いので危なくてできません。諦めようとしましたが、最後の手段、太陽アライメントをすることにしました。金星のそばで目に見える対象といったら太陽しかありません。以下、手順を書きます。非常に危ないので理解出来ない方、初心者の方は絶対にしないでください。

まずあらかじめ作っておいた太陽フィルターを取り付けます。銀紙のような太陽専用フィルターを5cmくらいの直径で作りました。ファインダーは蓋をします。つい癖で覗いたり、操作中に頭を焦がしたりしないためです。その状態で太陽に向けて自動導入します。気を付けて接眼レンズを覗いてみますが、覗く前に手をかざして太陽の光が差していないことを確認します。フリップミラーなら切り替えて確かめます。さらにフィルターが被さっているか、指差し確認。ここで初めて接眼レンズを覗きます。太陽が見えなければ導入されていません。微動しながら太陽を導入してもいいですが、難しければファインダーに取り付けていた蓋を外します。後ろに手をかざすと大きく外れていなければ太陽の光が手のひらに映るはずです。微調整して太陽とファインダーの影が同心になるところまで持ってきます。レチクルが入っていればそれが影になるのでわかりやすいです。再びファインダーに蓋をして接眼レンズを覗きます。中心に持ってきてアライメントを完了します。

太陽アライメントができれば近くの金星の導入はすぐにできます。もちろん、太陽フィルターは金星導入後まで外さないでください。薄雲がないのでコントラストがよく午前中よりも鮮明に見えます。金星を撮ったあと、水星も見ようと思いましたが、導入しても全く見えません。金星よりも遥かに高いところにあるのですが、0等級くらいだと昼間は難しそうです。日没後再び探してみたのですが、ちょうど水星のあたりに雲。もうちょっとすれば雲も取れて肉眼でも見えそうだったのですが、夕ご飯の時間。日曜日はよほど特殊事情がなければ一緒に食べることになっています。水星は次に西に回ってくるまでお預けです。

| | コメント (2)

« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »