お茶の間電視観望
昨日は最悪の空で、ガチな直焦点撮影は無駄な気がしたのでしませんでしたが、幸い雲に邪魔されることはなさそうだったので久しぶりに電視観望をやってみました。機材は10cm 450mmニュートン(SE-AT100n)、モノクロCMOSカメラQHY5L-II、架台はAZ-GTi。
散開星団M36
天頂付近でたまたま見やすかったので導入してみました。ぎょしゃ座の勾玉星雲の近くにある星団で普段は脇役のですが、たまには望遠鏡を向けてあげましょう。
こちらはメシエ番号忘れました。
ステラナビゲータで、適当な星団を渡り歩いたので、どれだったか忘れました。こんなふうにぶらぶら星空をめぐることができるのも電視観望のいいところですね。
春の銀河が登ってきたので見やすいものを導入してみました。これはM82です。
こういう淡く広がる腕がない銀河は光害地でも撮りやすいです。M81も入れてみましたが中心部しか写りませんでした。
こちらも比較的写りやすい M66。
450mmですがセンサーサイズが小さいので隣のM65を入れようとするとぎりぎりなので単独で写しました。
SharpCapでライブスタックしています。この間はAZ-GTiの経緯台モードでスタックがうまくいかなかったのですが、今回はどれもバッチリスタックしてくれています。視野回転するとうまくスタックしないのかと思っていました。これらの写真をみると視野のズレが黒くなっているのがわかりますが、それが斜めになっているということは回転している証拠。なにが原因で今回うまくいったのかわかりませんが、ShapCapは優秀です。なお、今回はわざとレベル調整と解像度変更以外はトリミングやノイズ処理などしていません。電視観望はあくまでもお気軽にということで。
家族みんなとコタツでプチ飲み会しながら電視観望していました。ノートパソコンのMacBook Airにmac OS版のAnyDeskを入れたので、コタツから出なくてもよくなり、さらに快適になりました。お茶の間でリアルな天体見ながらお酒飲めるなんて、昔を知るものとしては極楽のようです。
| 固定リンク
「電視観望」カテゴリの記事
- 電視観望で遊ぶ(2020.11.13)
- 電視観望は失敗(2020.03.14)
- 電視観望カラー化(2020.02.22)
- お茶の間電視観望(2020.02.16)
- 明るいレンズで電視観望(2019.10.28)
コメント
お茶の間(お酒の間?)電子観望、面白そうです。
炬燵でこんなに見えたら、やめられませんね。
ひょっとして、星まつりでお買いになった赤い鏡筒ですよね?凄い、お買い得!、10㎝ニュートン式とCMOSカメラ良い組み合わせですね。
投稿: tantan | 2020年2月18日 (火) 08時55分
tantanさん
昔は天体観望といったら、機材を準備して、星図片手に悪戦苦闘で導入、苦労の割には見えるか見えないか微妙、といったところでした。
それが今はこうですからね。晴れてるけどなんらかの事情で撮影できないときの暇つぶしには最高です。
はい、あのニュートンです。いい買い物をしたと思っています。今度カラーCMOSカメラもつけられるようになりました。次の晴れが楽しみです。
投稿: まるひ | 2020年2月18日 (火) 23時01分