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2015年7月13日 (月)

長年の夢だったS字

やっと撮ることができました。S字暗黒星雲です。

201507103

mini Borg 60ED+0.85倍レデューサー、Astro 60D(約-10℃)、ISO1600、8分×4枚、SEⅡ、QHY5LⅡ。ガイドはかなり良かったと思います。でも若干ガイドミス。たぶんどこか締め付けが緩かったのだと思います。気をつけよう。

S字暗黒星雲もまた思い入れのある対象です。天文少年だった45年前から写真で見てはぜひ自分でも撮ってみたいとずっと思っていました。しかし望遠レンズでないと小さくて写らない。当時の私からしたら夢のまた夢でした。撮れる環境が整ってからもなぜか今まですっとカメラを向けることはありませんでした。どっちかというと地味な対象ですし、これ撮るなら別に撮りたいものはいっぱいありました。そもそも目立つ目印も無いし、思い立って導入するのも難しくつい撮らないできてしまいました。先日ようやくこれ狙いと決め、場所も入念にチェックしやっと撮影に成功しました。長い道のりでした。

こちらも同じくらい思い入れがありますが、派手な対象なので既に何度も撮影しています。

201507105

mini Borg 45ED+0.85倍レデューサー、Astro 60D(約-10℃)、ISO1600、10分×4枚、SEⅡ、QHY5LⅡ、RAP2でフラット補正。こちらはばっちりガイドが決まっています。あまりに星が多く、ノイズっぽいように見えますが、ノイズではありません。

これは天文少年の時でも標準レンズで存在だけは撮ることができました。でも色もついて構造もわかるように撮れるのはうれしいものです。難しい対象ですが、何度も撮ってしまいます。

mini Borgはシャープだし、扱いも楽なのでいいですね。カメラレンズは重いし、ピント合わせもシビアなので改めて望遠鏡もいいものだと思うようになってきました。だんだん昔に戻りつつあるようです。

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

カメラの望遠レンズでは、たとえヨンニッパでもここまでシャープには写らないでしょう。2枚目の写真、鬼毛迫るシャープさ。
すごみのある天体写真、久しぶりに見ました。

投稿: Toshihiko Sato | 2015年7月14日 (火) 03時34分

どちらもとても良い星像ですね、さすがは望遠鏡です。これを見て私も欲しくなりました。

投稿: けんちゃ | 2015年7月14日 (火) 16時00分

イイ写りですね!
S字状はわたしも週末に初撮影したところでした。まるひさんの様に綺麗な仕上げがなかなか出来ずに弄くり廻しているところです。網状もシャープで色合いもとてもいいですね。

投稿: ちーすけ | 2015年7月14日 (火) 22時21分

Satoさん
ありがとうございます。
45EDは「伝説の」という枕詞のつく優秀なレンズです。短焦点だとシャープだし、ガイドの歩留まりもいいし、対象によってはいい選択だと思います。
思えば買ってからガイド鏡にしか使ってこなくてきちんと撮影したのは初めてかもしれません。これからたくさん使おうと思います。

投稿: まるひ | 2015年7月14日 (火) 22時43分

けんちゃさん
ありがとうございます。
200mm以上のカメラレンズを持っていないので小さな対象は使わざるを得ないのですが、やっぱり一世を風靡したBorgのレンズです。
しかし残念なことにBorgはこれらの生産を中止したようです。フローライトと黒鏡筒ばかりで鳥屋さん向けです。天体から離れつつあるようで寂しいです。

投稿: まるひ | 2015年7月14日 (火) 22時49分

ちーすけさん
ありがとうございます。
ちーすけさんもS字撮ったのですか。マイナー対象なのに奇遇ですね。できあがり楽しみにしています。
S字のほうは等倍で見るとわずかに星が伸びています。縮小すると点像にしかみえませんがシャープさが損なわれているのはごまかせません。人間の眼って優秀ですね。
網状はまれにみるほどガイドがうまくいきました。シャープに感じるのはレンズの性能以外にそれもあるのかもしれません。

投稿: まるひ | 2015年7月14日 (火) 23時01分

mini Borg 45ED 侮れませんね。
天体写真復活当初 作例を見てハッとし、「これはかなりいい!」
いかんせん 当時は改造カメラがなく そろえることがないまま 広角主体の撮影が続いています。
 それにしても たいへん好条件下の空だったと思います。この日は。

投稿: satelight57 | 2015年7月17日 (金) 23時24分

satelight57さん
この45EDとレデューサーの組み合わせは定評がありましたよね。たくさんの素晴らしい作例を眼にしてきました。しかし大きな望遠鏡を手にするとどうしても出番が少なくなってしまいました。冷却一眼レフで撮ったのは初めてかもしれません。今更ながら見直しています。もっと使ってみます。
この日は不思議な夜でした。透明度は天頂付近はいいみたいなのですが、低空はもやがかかっていたり、川霧もでたりで決して最良ではありませんでした。妙に星の数が少なく感じるのにもかかわらず、天の川だけが白くくっきり見えると言う、なんとも経験したことのない空でした。

投稿: まるひ | 2015年7月18日 (土) 00時15分

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