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2011年11月 6日 (日)

新潟からカノープス?その3

新潟からのカノープス観望期は雪が降る前のこのシーズン。眈々と狙っている人が新潟県にも何人かいるようです(私も含め)。今のところ新潟から撮影されたのは私の知る限りでは妙高市あたりからのもの1枚だけしかありません。難物には違いありません。

さて、問題はどこから見えるかです。ステラナビゲータなどでいろいろ検証されていますが、カシミール3Dを使ってカノープスの可視マップを作ってみました。カシミールではある山の頂上がどこから見えるかを計算して地図上に表す機能を持っています。カシミール(可視見る)の語源ですね。地平ぎりぎりに見えるカノープスを遠方の山の頂上に見立てて計算してみました。遠いほどいいので、始め赤道上に取ってみましたが、山の高さが1600kmほど、計算を始めたら何十分たっても1%も進まないのであきらめました。現実的に500kmほど遠方に取りました。山の高さは簡単な三角関数で計算できます。弥彦山を中心として計算しました。無限遠でないので弥彦山から大きくはずれると確度が下がりますが、まあよしとします。

計算した結果がこれです。

Canopus_kashi

ほぼ予想通り。やっぱり弥彦山以外からは難しそうです。妙高市あたりは緯度が低いこともあり結構見えるところは多そうです。佐渡も意外にあります。あとは高い山の頂上ですね。ここにいくことは現実的には困難です。興味深いのは旧与板町の低い山の上から見えそうなことです。あの「天地人」のお船のふるさと、与板城のある山です。ここからのシミュレーションをステナビゲータでしてみました。

375269_1387823

本当にぎりぎり。確証はありませんが、可能性として0ではないというところでしょうか。

月山からも見えるようです。これは実際に記録があるので、あながちこの地図も割と正しいのかもしれません。

あくまでもこれは簡易的に計算したもので、ここから絶対に見えると確信するものではありません。若干甘めにしてありますので、この地図で見えそうなところからさらに詳しく精査するための参考にしていただければ幸いです。逆にいえばこの地図で見えないと判定されてるところからはまず無理だということはいえると思います。

さて、机上の理論ばかり並べていますが、なかなか実際の行動に移せません。弥彦山は閉鎖までの11月いっぱいがチャンスですが行けるでしょうか。

追加
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念のため、もう約0.1度高いと仮定して計算してみました。若干範囲が広がっています。大気の浮き上がりによっては可能性が出てくるかもしれません。意外にも新潟市の平野部でも見えるという判定がでました。現実的ではありませんが、見えたらすごいことだと思います。

Canopus_kashi2

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新潟からカノープス」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。あれから探し当てた場所を紹介します。山古志の金倉山が候補地。山頂直下まで車で行くことができ、広い駐車場があります(舗装路)。他者のブログの写真ではその駐車場がどの方角に面しているか定かではないのですが、たぶん南の低空OKだと思います。万が一そこから南が見えなかったら、5分も歩けば山頂に着き、そこにはコンクリート製の立派な展望台があり、そこに上がれば視界は360度です。ステラでシュミレーションしてみると、弥彦山頂と同程度に見えます。月山では、夏スキーで有名な姥沢へ行けば、そこの大駐車場から見えるようです。過去、どこで撮られたか存じませんが、グーグルアースとステラのコンビネーションだと見えます。かなりぎりぎりですが。北限の記録を目指して鳥海山に目を付けている人がいるようですが、2200mの頂上まで上がって、やっとぎりぎり見えるかどうかというところ。かなり厳しそうです、いろいろな意味で。弥彦はやはり長岡の光害が気になりますね。金倉山はアプローチがいいので、多くの方が写真をアップしています。福島県では、以前ぼくがブログに載せた、宮古集落北部の新しい林道の展望地から見えるようです。弥彦山以上に高い位置に登ってくるはずです。

投稿: 佐藤俊彦 | 2011年11月 6日 (日) 22時43分

こんばんは。
この地図は10年ほど前に月刊天文に出ていたのとほぼ同じ結果が出ています。
大変参考になります。
やはり確実に新潟でカノープスを見るとなると妙高周辺になるのですかねー。
去年ドライブがてら星景写真の下見もかねてイモリ池まで行きましたが、しっかりとしたロケハンは必要だと思いました。
妙高周辺のスキー場は有力だと思うのですが、遠いですね。
いっそ山小屋のある二王子岳に泊まって見るのがよいのかも知れません。

投稿: skame | 2011年11月 6日 (日) 23時56分

佐藤さん、こんにちは
もう少し高度が上がったと仮定した結果も載せてみました。佐藤さんが発見した金倉山近辺が入っているようです。
意外なのがもうわずかに上がるだけで私のお膝元からでも見えるということです。
現実には見えずともどれくらいまでかすめるか、この冬確認してみたいです。大気差は気圧によって変化するそうなので、万が一にでも見えたらと思うとわくわくします。

投稿: まるひ | 2011年11月 7日 (月) 13時24分

skameさん
過去にも計算された地図があったのですか。見てみたいです。
新潟からカノープスを見るのはいかにして山と山の間のVラインを見つけるかにかかっているかと思います。見えそうなところを総当たりしなくてもこんな方法でビジュアル化できました。計算は新しく入れ替えたパソコンでも2時間くらいかかりました。
以前skameさんがおっしゃっていた斑尾付近からも見えるようですね。あの辺は観望地が豊富にありそうです。

投稿: まるひ | 2011年11月 7日 (月) 13時32分

これすごいです。
一番近いのは西内野小のちょっと弥彦よりの砂丘ということでしょうか?国情の屋上からも見えるかもしれませんね。佐潟の周辺で撮影できそうな所があれば最高ですね。建物の屋上なら周囲の障害を考えなくてよさそうです。ステラナビだと50mほど塔を建てれば確実に見えそうですが・・・
これは写ったら弥彦どころの話ではないですよ!

投稿: tantan | 2011年11月 7日 (月) 13時45分

tantanさん
う~ん
さすがにこれは判定が甘すぎみたいですね。まず難しいと思いますが、ステラナビにしろ、カシミールにしろどこまで現実をシミュレーションしているのかわからないので確認してみる価値はありそうですね。
ここなら思い立っていつでも行ける場所なので、この冬すばらしい透明度の日があれば足を運んでみたいと思います。

投稿: まるひ | 2011年11月 8日 (火) 00時29分

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