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2011年3月18日 (金)

これが役立つ日が来ようとは

今、私の職場でこんなものが動いています。

Pict0181

これは放射線検出装置。一応私のところで開発、販売しているものです。
自然界にも通常微量の放射線が存在します。今回のような事故が起こって放射線が漏れた場合、その量がわずかですと自然界ものか漏れたものかの区別がつきません。通常の放射線検出器はぜんぶ一緒くたにカウントします。これは統計的手法によって自然界のものか人工的なものかをより分けることができます。そのためごく微量の放射線漏れでも検知することができます。ちなみに左の緑色のものは集塵機代わりに使っている黒板消しクリーナー。こういうところはローテクですね。

これは開発以来まだ一度も本当の放射能漏れを感知したことはないそうで、もしかしたら今回初めて実証されるかもしれません。今までは本当に安全だったんですね。

窓を開けて外気の放射線量を測っていますが、今のところ検出は見られません。新潟は距離があるのと風向きで心配はないといえます。落ち着きましょう。

何人かの、放射線専門のかたにお話を伺うことができました。新潟で通常の何倍の値が出た、と報道されていますが、そもそも通常の値というのが0に近いので、0を何倍しても0であるようにまったく心配ないそうです。数字に惑わされないように、とおっしゃっていました。また、仮に多少飛んでくることがあったとしても埃のようなものなのですぐに払えば大丈夫だそうです。

まあ、それしても今後のなりゆきによっては、日常的にこんなことに注意しなければならない日がくるのかもしれません。でもそのときはそのときです。我々は通常通りの生活を送るだけです。でもやっぱり不安ですね。早く沈静化することを願わずにいられません。

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コメント

まるひさん、今晩は。
黒板消しクリーナーで集めるところが、むしろハイテク器機ですよ!
重くて長持ちセシウム137が検出されないことを願います。半減期が30年では数世紀に渡って汚染が残ってしまいます。まして使用済み燃料に含まれるプルトニウムとなると考えたくないですね。

投稿: tantan | 2011年3月18日 (金) 20時26分

天狼星です
私は大学時代、物理学を学んでおりましたが、格子解析の実験でちょっとした手違いからもろにX線を浴びてしまいました。鉛のエプロンをしていたのですが、、、お陰で子供はすべて女の子です。でも、今のところ30年以上たっても元気です。細心の注意は必要ですが、いたずらに怖がるのもどうかと思います。それにしても風評は怖いですね。必死で作業をしている方には頭が下がります。

投稿: 天狼星 | 2011年3月18日 (金) 21時50分

tantanさん
黒板消しクリーナーは、これを開発にあたったオブザーバーの物理学教授のアイデアです。ちゃんとしたものは数十万円するそうです。考えるものですね。
放射線専門の先生によると、セシウム137はそれほど多く出ないとのこと、ヨウ素131は半減期が8日なのでどんどん弱くなる、らしいです。正しい知識をもって適正に対処したいですね。

投稿: まるひ | 2011年3月19日 (土) 01時23分

天狼星さん
そうですか…天狼星さんはそんな経験がおありなのですか。なおのこと放射線の怖さを知っているのですね。
私はこの装置の売り込みにあたり放射線関係の本を読んでいたのですが、にわか勉強で全然頭に入っていません。これを機会にしっかり勉強します。
最前線で終わりの見えない作業にあたるかたの苦労は想像に耐えません。収束したらゆっくり休んでいただきたいです。

投稿: まるひ | 2011年3月19日 (土) 01時42分

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