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2010年10月 8日 (金)

接近遭遇

今日は二重星団とハートレー彗星がもっとも接近する日。朝の晴れ間も午後からはどん曇り、とても期待できそうにありません。100%あきらめていたのですが、帰宅した駐車場から空を見ると木星が輝いています。淡いながらも夏の大三角形も。もしかしたら期待できるのかな…まさかね、と思い帰路についたのですが玄関まであと10mというところで見上げるとさっきより木星が輝いています。イベント好きの血が騒ぎ始めました。車に引き返して撮影地へGO。遠くへは行けません。郊外の巻方面です。
わずかに星は見えますが、普段ならとても撮影できる空ではありません。でも今日は世紀のイベント。わずかな可能性に賭けて設営を始めます。赤道儀を適当に北に向け、望遠鏡は昨日の失敗がないように60EDに戻しました。ノータッチガイドですので、無理せず1分露光と割り切ります。
しかし、なかなか二重星団方向の雲が切れません。わずかに見えても厚めの薄雲で肉眼では見えません。おまけにあの方向は新潟市の光害がもっともひどいところ。決定的な写真が撮れないまま1時間が過ぎた頃、デネブあたりのわずかな領域に雲の切れ間があります。風に乗ってだんだん近づいてきます。最後のチャンス!ケーブルスイッチを握りしめ、スポットファインダーを覗きシャッターチャンスを狙います。

Img_3634

miniBORG 60ED+×0.85DG、EOS Kiss X3(無改造)、ISO1600 1分×1枚です。この悪条件下での貴重な一枚です。決していい出来ではありませんが、御容赦を。もう一枚撮る余裕がありましたが、なぜかそっちはひどく流れています。なにも条件を変えていないのになぜでしょう?
液晶画面でこれを見て「やった!」と叫んでしまいました。今日は完全にあきらめていただけにうれしいです。しかしこのあとは本曇りに。ぎりぎり粘ってものにした世紀の接近遭遇、なんてのは大げさですがともかくうれしいの一言です。

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コメント

執念が実りましたね。おめでとうございます。さすがに昨日はぼくは100%あきらめていました。こういう風に並んでいたのですか。これは撮りたかったなあ。やはりこの日の構図がベストですね。素晴らしいです。

投稿: 佐藤俊彦 | 2010年10月 9日 (土) 13時00分

すごいですね。昨日の新潟の天候で、まさか撮影に成功する人がいるとは思いませんでした。
そういえば私は夕べ1度も空を見ませんでした。諦めたら何も始まりませんね。

投稿: tantan | 2010年10月 9日 (土) 13時39分

佐藤さん
本当にラッキーでした。
よっぽどあきらめようと思ったのですが、粘った甲斐がありました。
好天ならさらに素晴らしい光景だったのでしょうね。

投稿: まるひ | 2010年10月 9日 (土) 15時55分

tantanさん
初めは北極星すら見えないし、二重星団は双眼鏡でも探し出せない位の雲に覆われていて、まず導入に苦労しました。普段なら肉眼で簡単に見えるのですが、わざわざ星図からたどりました。
たまに雲が薄くなって撮影しても真っ白で彗星は見えません。
ほんの2分くらいでしたが本当にラッキーな雲間からの撮影でした。

投稿: まるひ | 2010年10月 9日 (土) 16時06分

良いタイミングを撮ることが出来ましたね。こちらは前日に出かけたのですがやっと処理をしました。同じノーマルX3ですがまるひさんの画像は色の乗りが良いですね。

投稿: けんちゃ | 2010年10月11日 (月) 11時50分

一番撮りたかった絵ですが、天候が悪くて残念でした。でも撮れただけでも良しです。
ノーマルX3はあんまり色がでないですね。ステライメージのLab色彩調整で強調しています。ちゃんとPhotoshopを使いこなせればいいんですけど。

投稿: まるひ | 2010年10月11日 (月) 18時01分

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