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2009年9月 4日 (金)

たまには読書

職場の隣が図書館になっています。時々利用します。職場でいやなことがあると逃げ込んで時間をつぶすこともあります。今年は世界天文年ということもあり、天文関係の本がまとめて目立つところに展示してあります。

しかし、多いのは星座ガイドとか、月、太陽、惑星といった入門書です。そのあたりはもう40年前に読破してしまったので今更読めません。かといって天体物理学的なものはこの趣味とは似て非なるものなのでこれもあまり興味がわきません。天文に関係した軽い読み物はないかと探していましたらこんなものがありました。

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国立天文台の「天文台の電話番」という本です。まあ、企業のサポートセンターみたいな仕事なのでしょうか。でも仕事ではないみたいです。それぞれ本業があって、その合間に答えているようです。なかなかトンデモな質問もあるようですが、無償のゆえ責任がないからか、それとも公務員気質なのか上から目線的に答えているのが気になりますね。民間でこんな答え方したら企業イメージダウンでしょう。

例えばこんな質問がありました。「なぜ新聞の暦欄に月の出がない日があるのですか」というものです。お恥ずかしいことですが、私もこれは最近まで不思議に思っていました。もしかしたら何らかの理由で計算ができない日があるのか、とまで考えていました。まあ、知ってしまえば当たり前すぎることですが、一般の人にしてはわからなくても当然でしょう。でも、その質問に対し、「なんで月が昇らない日があってはいけないのだ」と答えているのはいただけません。専門家の立場であたりまえのことが一般人にはわからないことは多くあります。それをやさしくかみ砕いて教えてあげるのが大人というものでしょう。私も仕事上、つい笑っちゃうような質問をされることがありますが、決してバカにせずわかりやすく教えてあげている・・・つもりです。

この本を読んでいるとおおむね若い人は丁寧に答えているようですが、年配になるほど見下した答え方をしているようです。私もそろそろそんな年・・・気をつけねば。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

著者の長沢工さんは、「流星へむかう」だったかを書いた方ですね。大学時代、東京天文台報の広瀬秀雄先生の論文と「流星へ向かう」をいろいろ読み込んで、2点観測の対地軌道決定や対日軌道決定をやりました。長沢さんは天文屋さんだと思っていたのですが、娘の幼稚園に「地震の話」の講師できていました。幼稚園児というよりは、お母さん向けに話していたようですが、地震研に勤務されていたんですね。ちょっと懐かしい名前でした。

投稿: 天狼星 | 2009年9月 5日 (土) 08時11分

天狼星さん、こんばんは
著者の長沢さんのことはよくご存じのようですね。つい調子に乗って批判めいたことを連ねてしまいましたが、お気に障りましたらご容赦ください。
まあ、本来天文とは関係ない質問まで多いそうなので、ストレスもあるのでしょうね。
ちなみに私が仕事上で受けた質問で一番唖然としたのは、世界でもっとも有名なコンピューターカンパニーのブランドのパソコンを販売したとき「聞いたことのないメーカーなんですけど『あいびーえむ』ってちゃんとしたメーカーなんですか?」というものでした。
目が点になりましたが、ちゃんと丁寧に説明しました。

投稿: まるひ | 2009年9月 5日 (土) 23時00分

いえいえ気にしていませんよ。
私も会社でいろいろコールセンタ(故障や問い合わせや苦情)の情報も扱いますので、その辺は気にしていません。というか、まるひさんの仰るとおり、上から目線は駄目ですよね。

投稿: 天狼星 | 2009年9月 7日 (月) 00時11分

天狼星さん
フォローしていただき、ありがとうございます。
ところでお恥ずかしながら私も基本的な疑問点が一つあります。

なぜ月は同じ面しか見せないのでしょう。

その質問の答えは必ず月の公転周期と自転周期が同じだからというものです。
偶然というわけではないでしょう。なんらかの力が働いてのことでしょうが、未だにそのわかりやすい説明は見たことがありません。
Jaxaの答えでさえこうです。
http://moon.jaxa.jp/i/qanda/2/F204.html
この年になっても謎です。

投稿: まるひ | 2009年9月 7日 (月) 20時13分

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