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2009年2月28日 (土)

速っ!ルーリン彗星

今日の天気予報は夜は晴れ。でも夕方頃の雲行きはとても晴れる雰囲気でなし。さすがに今日ははずれだろうと酒をたらふく飲んでさて寝ようと思ったのですが、星見の性でやっぱり外をのぞいてしまいます。なんと!快晴ではありませんか。酒を飲んでしまったことを後悔しました。車で出かけるわけにはゆきません。でもちょっと庭先に出てみましたら、隣の家の屋根に挟まれたごく狭い空間にレグルスが見えます。どうせ光害地の真ん中ですし、露光は2分くらいが限度だろうと、半自動ガイドで写すことにしました。パソコン出す手間もいりませんし、極軸あわせもいい加減でもなんとかなります。で、撮ったのがこれです。

C2007n30227_2

77ED×.78レデューサ、EOS Kiss D改+LPS-P2で2分4枚コンポジットです。カメラの液晶でも彗星が星の間をどんどん移動しているのがわかります。この短時間の撮影でも彗星の移動を考えなければならないとは思いもしませんでした。恒星でコンポジットの位置あわせをしたら彗星がずれてしまいます。彗星で合わせました。せめて恒星が等間隔ならよかったですね。

明日の土曜日は晴れるかどうか微妙な天気予報です。晴れたら今度こそ酒を飲まないで遠征して会心の一枚を撮りたいです。

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2009年2月26日 (木)

スターベースにいってきました

昨日、久しぶりに東京に行ってきました。実に10数年ぶりです。変わっているところはすごく変わっていましたし、変わらないところは全然変わりませんね。東京に行くと必ず行くところが秋葉原です。あそこのガード下は30年前からお店も売っているものも全然変わっていない、まるで時間がストップしたような空間です。

天体望遠鏡ショップ、スターベースもここ秋葉原にあるということで楽しみにしてきました。電気街からちょっと離れますがわかりやすいところにありました。

Pict0075

すごいですねー。普段目にすることのない、あこがれの重量級赤道儀、巨大望遠鏡がならんでいます。とても買えませんがいい目の保養になります。でもせっかくきたのですからなにか記念に買ってゆこうかと物色していましたらちょっと気に入ったファインダーがありました。でも明らかにビクセンのファインダーアリミゾには付きそうにありません。でも一応聞いてみようと近くの店員さんに尋ねてみたら「・・・自分で工夫するしかないですね」とのつれない返事。そりゃ私も天文マニアの端くれですからそのままでは付きそうにないのはわかりますよ。でもそこから何かお話ができればいいと思ったのですが、とりつく島もないとはこのことです。天文人口が減って久しいとはよく聞く話ですし、業界もなんとか増やそうといろいろ努力をしているのがわかるからこそ、こういう初歩的な質問にも丁寧に答えて入門者に敷居を低くしてあげるというのがたいせつなのではないでしょうか。ほかに欲しいものもあったのですが買う気も失せ、一天文ファンとして複雑な気持ちでお店を後にしました。

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2009年2月22日 (日)

玄関先からルーリン彗星

夕べは前日の嵐の名残がまだ残るような天気でしたが、夕方頃からちらほらと晴れ間ものぞくようになってきました。天気予報では夜は晴れるとの予報。期待でわくわくしながら0時頃まで時折窓から空を眺めていましたが、雲は取れません。ほぼあきらめ明日は休みだからと2時くらいまでネットで諸先輩方のブログを眺めたりしていました。さて、寝ようかと布団まで行きましたが、星屋の性で寝る前に必ず空を見上げる習慣がついており、一応窓を開けて見てみましたら、雲が多いながらも星は見えています。もしやと思い玄関から出てみると西の方はほぼ雲はなくだんだん取れてきているではありませんか。さすがにこの時間では遠征は厳しいです。0時前ならたぶん出かけたことでしょう。イベントものは外さないというのを信念にしていますので、是非とも撮らねばと思いますが、なにせこの時間、さすがにめんどくさい。カメラレンズで固定とも考えましたが、やっぱり直焦点で撮りたくなりました。でもガイド機材を準備するのも大変なので電源を取れる玄関先からノータッチで撮ることにしました。玄関先からは北極星は見えません。短時間ガイドならなんとかなるだろうと適当に極軸を北に向けて撮ったのがこれです。

C2007n3

60ED+0.85レデューサー、30秒×4枚です。2月22日だいたい2時40分頃です。30秒でも尾は見えるものですね。

60秒露光では星が伸びきってお話になりません。30秒でも相当流れています。さすがに300mmくらいだとノータッチは少なくとも極軸だけは正確に合わせないと写真になりません。まあ、特殊なイベントものゆえ、大目に見てください。

双眼鏡ではすぐに確認できました。今回の撮影では以前作った対象確認アダプタが威力を発揮しました。これがなければ導入にどんなに苦労したかわかりません。数少ない私の自作機材の中で最大のヒット作です。

これからだんだん彗星は遠ざかってゆきますが、こちらはなかなか晴れる兆しがありません。例年2月は悪いですね。月も大きくなるので今週一日くらいはチャンスがないでしょうか。

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2009年2月15日 (日)

先祖返り

ひょんなことからPhotoshop LEを手に入れることができました。

もう10年前のソフトです。前は自分でも持っていたのですが、なぜか行方不明になってしまいました。どうも一回いらないソフトの大掃除をしたときに捨ててしまったようです。こういうのは捨てることはないのですが、自分でも覚えていません。上位バージョンのPhotoshop Elementsを買ったからいらないと思ったのでしょうか。しかし、Elementsにはなく、LEにはある機能がいくつかあります。トーンカーブはLEにはついています。16bitモードもあります。たぶんフル機能版との差別化を図ったのでしょうが、Elementsは後継でありながら重要機能を落とすとはひどいです。まあ、この間CS3を買ったので困ることはなくなったのですが、年末に買ったミニノートEee PCには入れていません。重すぎます。LEはミニノートにはちょうどいいですね。軽くてちょっとした画像処理にぴったりです。

Pict0067

Elements2.0も入れています。こっちはこっちで使いやすいのですが、帯に短したすきに長しです。両方足して2で割れればいいのですが。

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2009年2月11日 (水)

大柄杓・小柄杓

先日の撮影のおまけです。

Crw_9935

おおくま座、こぐま座がいっしょに入りました。こういう季節感のある写真もいいものですね。昇るおおくま座を見ると春を感じます。子供の頃は雪深いところにいました。今すんでいる新潟よりもはるかに春の訪れが待ち遠しく感じたものです。雪は2~3m積もります。今と違って大通り以外除雪をすることもありませんので冬中はほんとうに土を見ることができません。3月くらいになって日差しが多くなってもなかなか地面が出てきません。そこで一生懸命雪に穴を掘ります。背丈くらい掘ったところで土が現れると本当にうれしかったものです。たぶんこの気持ちは雪国に住んでいた人でないと理解できないでしょうね。その頃の北の空にはこんな感じの北斗七星が昇りかけていました。この傾きの北斗星と当時の感情はリンクしています。

東は新潟市街地ですのでずいぶん明るいです。でも北~西は結構暗いのでこの方面なら系外銀河が撮れそうです。暖かくなる前に春物の先撮りしたいですね。

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2009年2月 6日 (金)

これが好き

自分の好きなように処理してみました。

M420901284_2

やっぱり日本人はこういうのが好きですよね。綿菓子みたいなふわりとした感じが好きです。あちらの人が処理するような何もかも引っぺがしてさらし出すような写真は好きではありません。色もわざと彩度を落として地味にしてあります。よくわからないような疑似カラーみてもすごいと思えどきれいとは思えません。そんなことを去年の今頃もかいたのですが、この間のぞいたよっちゃんさんのブログにほとんど同じことが書いてありました。やっぱり日本人のDNAは共通しているのだなとなんかちょっとうなずいてしまいました。

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2009年2月 4日 (水)

レベルを変えてみました

先日のM42の処理が暗いのではないかとtantanさんからご指摘をいただきました。確かに自分でも暗いと思います。画像処理に使っているモニターが明るいことは前から感じていましたが、ついそのままできてしまいました。ドライバのキャリブレーション機能を使って調整したらかなり暗めになりました。それでちょっとレベル補正のみしてみました。

M420901283

中央部はちょっと飛んでしまいましたが、だいぶ見やすくなりました。これだけでもだいぶ私好みの画像に近くなりました。結構周辺の淡い部分も写っていたんですね。気がつきませんでした。あと副次効果でPhotoshopでのトーンジャンプが目立たなくなりました。やっぱりモニターの調整って大事ですね。しかし一気に画面が暗くなったので子供からは苦情がでそうです。画像処理用と普段用に切り替えができるようにしておきましょうか。

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2009年2月 2日 (月)

冬の天の川

先日のおまけです。

Photo

おまけといいながら、ある意味メインの撮影よりもこの写真を見るのが楽しみでした。星野写真は長年撮っていません。昔はほとんど星野写真でした。たった3分の露光ですが、冬の淡い天の川がよく写っています。悲願だったバーナードループもかすかですが見えています。当時バーナードループは103aEでの独壇場でした。カラーは比較的写りやすいといえどASA100のフィルムでは何十分も露光しなければ写せません。私はとうとう成功することはありませんでした。数十年を経た今、赤道儀にカメラを載せてタイマーセットして放っておけば数分で写るのですからあのときの苦労はなんだったのでしょう。でも素直にうれしいです。直焦点で星雲ねらうだけでなく、こういうのもささやかな天体写真の楽しみとして大事にしたいです。

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2009年2月 1日 (日)

M42本格処理

先日のM42を本格的に処理してみました。

M420901282

どんなもんでしょう。ちなみに露光は前回のデータは間違えており、77ED×.78レデューサ、EOS Kiss D改+LPS-P2で15分4枚+5分4枚+30秒4枚+6秒1枚です。6秒1枚というのは隠し味でして、これを加えたおかげでトラペジウムがはっきりと見えます。昔はこれほど光度差の大きい対象でトラペジウムと周辺の淡い部分が一緒に写ることなど絶対に不可能だったのですが、デジタル技術の勝利ですね。今回はガイドがかつてないくらい決まりました。ガイド星は微動だにせずほんとにガイドしているのか疑ったくらいです。できた画像もコンポジットしたとき、普通ずれを修正するのですが、差の絶対値で重ねると完全に真っ暗になり同じ画像を重ねたのではないかと思ったほどです。まあ、ハイアマチュアのかたにとってはあたりまえのことでしょうが、私にとってはすごいことでした。シンチレーションがよかったことと、PHD Guidingのバージョンをあげたせいで精度が上がったせいかもしれません。星像が点になるというのは気持ちがいいものです。

さて、仕上げについてですが、今回は私的には斬新な色にしてみたつもりです。極力彩度を下げ、地味目にしてみました。ただ、あまり下げすぎて寂しくなったのでLab色彩調整で青を強調しました。自分で仕上げておいてなんですが、実験的にはおもしろいと思いましたが、鑑賞するにはちょっと好きではありません。やっぱりきれいだと思うのはこれです。あとで自分の心のままにもう一度処理してみたいと思います。

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