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2008年7月25日 (金)

35年の歳月

テレビを見ていたら35年(以上か)前の青春スターという人が出ていました。あの頃は自分もまだ若く、当時のTVを見ては、青春とはすばらしいなあ・・・と素直に感激していたものでした。すでに青春などという言葉は死語になり、お笑いの中でしか語られなくなりましたが、この世代のオヤジとしてはやはりあのスターを見るたびになぜか共感を覚えてしまうものです。

そんなわけではありませんが、パソコンの中身を何となく開いていったらちょうどその頃にとったと思われるカラースライドのスキャン画像が出てきました。

射手座の天の川です。

Org

これはオリジナルです。あの頃はこれでもカラーで天の川が写ったものだと感激しました。長年の歳月で退色していますが、どこまで復活できるか画像処理してみました。

その結果です。

Photo_2

カブリは取り切れませんでしたが、まあまあ見れる写真になりました。たぶんフジカラーR100ではないかと思います。露光も10分程度ではないかと。当時は原版でしか見るすべはありませんでしたが、画像処理でいかようにでもできる現代というものが本当にいいものかな・・・とふと思ってしまいました。不便が楽しかった時代でもありました。

ちょっとオヤジ的感傷にふけってしまいましたが、さて現実の天気ですが梅雨に逆戻りしたような日が続いています。例年は7月に撮影できた日はありませんからまあ、普通なのでしょう。ちょうど8月に入ったころが月も天気も撮影にうってつけとなります。期待しましょう。

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2008年7月20日 (日)

軽量ガイドシステム

miniBORG 45EDにレデューサー0.85×DG [7885]とLPS-P2光害カットフィルタを付けたのでこの夏物に威力を発揮しそうです。

ただ、そうなると77EDがガイド鏡に格下げになるのでメイン鏡に比べいかにも大げさです。そこでペンシルボーグがガイド鏡にならないかと工夫してみました。ガイド星を導入するのにフリップミラーは必須です。いろいろ組み合わせてなんとが合焦しました。

Pict0049

ピント合わせには接眼ヘリコイドS[4317]を入れています。直進ヘリコイド[7315]ではわずかにピントが合いません。さて、同架するのにどうしようか悩みました。結局フリップミラーにカメラネジを開けることにしました。tantanさんに協力していただき、きれいに開けることができました。tantanさんいつもありがとうございます。

せっかくなので持ち物も軽くなるようにと、システムプレートを外し、アリガタ金具に直接取り付けました。この際、ガイド鏡は直取り付け、45EDの方を微動雲台に載せました。普通は逆なのでしょうが、この方がモザイクしやすくなりますし、ガイド星も動かないので都合がいいです。バランスウエイトも1.9kgの軽いもので間に合います。ずいぶんコンパクトになりました。いつも撮影に出かけるときは大荷物なのですが、これで少し楽になりそうです。ノータッチでパソコンがいらなければもっと身軽なのですが、これくらいの焦点距離でも5分を超えるとガイドなしではいられません。しかたがないです。せめてパソコンを軽量にしたいですが先立つものがありません。しばらくは3世代くらい前のでかいオールインワンパソコンを抱えてゆくしかありません。

今日梅雨が明けました。今回は空梅雨でほとんど雨は降りませんでした。梅雨末期のどしゃぶり雨あって初めて梅雨が明けたという感激があるのですが、今年はそれはなしです。空はもやもやしてまったくすっきりしません。台風がくるか、夕立でも来てこのもやもやを洗い流してくれないでしょうか。

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2008年7月16日 (水)

地球の日面経過

もう一週間早かったらタイムリーだったのですが、つい忘れてしまいました。

7月9日は木星の衝でした。そしてこの日は木星から地球の日面経過が見られたそうです。実際に人類が見られるはずもないので、ステラナビゲータでシミュレーションしてみました。

Sun

こんな感じで見られるのだそうです。地球から見た水星と金星の中間くらいですね。珍しい現象かなと思って時間を進めてみましたら次は2014年だそうです。結構よく見られるものです。前回の金星の日面経過(地球から)は雨でだめでしたが、次の2012年はぜひ見たいものです。これを見逃したら次は2117年ですからまた人間に生まれ変わらない限りもう見ることはできません。

この現象、地球から見ると月食みたいに木星が暗くなるわけですよね。しかし、検出不可能なくらいわずかなものでしょう。この現象に名前を付けるとすればなんなのでしょう。月食とは月が欠けることですから、その定義でいえば木星食ですね。しかし一般には木星食といえば月に木星が隠されることです。う~んわかりません。一向に晴れない不満に任せてつい、つまらないことを考えてしまいました・・・

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2008年7月 9日 (水)

天文雑誌考

久々に星ナビを買いました。いつもは立ち読みですませますが、今回の「デジカメで天体写真再入門」という特集に惹かれ買ってしまいました。特集記事により売れ行きが非常に左右されるみたいで、発売初日(なぜか新潟は7日)なのに私で最後でした。先月号は5日にいってもまだ5冊くらい残っていたのに。おもしろそうな特集の号はすぐに買わないとだめですね。

「しばらく天体写真から遠ざかっていたかつての天体写真ファンが、新たな道具=デジタル一眼レフを得て、趣味活動へのモチベーションを高めようとしている」というくだりはまさに私にぴったり当てはまります。というか、いまの天体写真市場を支えているのはほとんどがこういう人たちではないでしょうか。

お金を持っている世代なので、高級機材は売れるのでしょう。しかし、逆に若い世代は天文以外のほうに興味が向いてしまってなかなか裾野が広がらないそうで・・・と中川さんも言っています。

そもそも写真趣味はすでに登山と同じでシニア世代のものになっていると感じます。写真雑誌を見ても懐古的な記事ばかりで、明らかに50代以上を対象にしています。県展などコンテストを見ても入選者はみなお年寄りばかりです。かくいう私も年寄りの仲間入りする年齢になりましたが、やっぱりちょっと認めたくないところがあり、一眼レフを担いで風景写真を撮る姿はあまり人には見られたくありません。幸い天体写真は夜に誰もいないところで撮りますので人に見られる心配がありません。その点はいい趣味ですね。

今月号のコンテストは結構私がよく覗くブログの諸先輩がたの作品が多いようです。お互いにお祝いの言葉を贈りあっていますが、雑誌で初めて本名を知った、というかたもいてちょっと笑えました。思えばハイアマチュアの世界は結構狭いようで、ピラミッドの頂点にいるコンテストの常連さんは意外と少ないと感じます。まあ、私レベルの機材でコンテストに入選するにはよほど画期的な手法でも編み出さないと無理かもしれません。昔はこんな写真でも入選できました。いい時代でした。

Futago_2

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2008年7月 6日 (日)

アンタレス付近を再処理

アンタレス付近を再処理してみました。

A

先日の写真は10分4枚コンポジットでしたが、こちらは8枚です。レンズに露が降りた画像も見れば何とかコンポジットに加えられそうでしたので加えてみました。

ちょっとスターシャープをきつめにかけ、星像を小さくしてみました。さらに階調圧縮をしたので濃淡が前より出ていると思います。色調はPhotoshopで彩度を各色毎にあげてみました。ちょっと邪道かもしれませんが、全体のレベルを変えるより他の色に影響を与えないのでいい結果になったと思います。

私の技術ではここまででしょうか。まだフラット補正というもののやり方がわかりません。今度はこれを勉強してみたいと思います。

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2008年7月 4日 (金)

干潟と三裂

M8とM20です。通称干潟星雲と三裂星雲です。いまだになぜこれが干潟なのかわかりません。

M8m20

45ED+[7885]です。10分×2枚+5分×2枚+3分×2枚のコンポジットです。大きいので画像処理は簡単かと思いきや、結構難しいです。干潟の赤を出そうとすると、周りの天の川まで赤くなってしまい不自然になってしまいます。しかし「猫の手」も出したいし、その辺のかねあいが非常に難しいです。RAWデータを眺めるだけでも猫の手は結構見えていたのでうまく行くかな、と思ったのですが、なかなか難物です。結局露光が足りないものを無理矢理強調しても汚くなるだけなので、比較的地味なところで折り合いをつけました。でも結構きれいに仕上がったと思います。去年の露光不足を強調しまくった写真とは段違いです。去年はこれでもよく撮れたと思ったのですが・・・恥ずかしいです。しかし、45EDに×85レデューサーだと広いですね。M8とM20でぎりぎりかと思ったのですが、まだまだ余裕があります。今度はちゃんと視野角も事前に調べて構図を取ります。

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2008年7月 3日 (木)

カラフルなエリア

7月1日は新月と重なり、非常にいい天気に恵まれました。こんないい日は滅多にありません。しかし・・・平日です。徹夜するわけにはゆきませんが、1枚でもとやや遠征して村松まで出かけました。蛍が飛び交っています。いつもは追いかける蛍ですが、こんな時はじゃまです。でも蛍は早寝です。9時には光らなくなりました。

珍しく、というか初めてすべての機材が正常に動作しました。放っておいても勝手に撮影してくれるというお気楽撮影を始めて味わいました。

Photo

アンタレス周辺です。非常にカラフルなエリアで、赤青黄のすべての星雲が入り乱れています。まるで画像処理の練習台にしてくれといわんばかりです。

miniBORG 45ED+[7885] ×0.85レデューサー + EOS Kiss D改です。ガイド鏡は77ED、赤道儀はSE2です。PHD Guidingによるオートガイドで10分4枚をコンポジットしました。この前にも一度撮ったのですが、終わってからレンズの結露に気づき、急遽ホッカイロを鏡筒に貼り付け再撮影です。貴重な時間を無駄にしてしまいました。

淡い対象でなかなか難しいです。露光も不足ですし、画像処理でももっと強調すべきでしょうか。技術が問われる対象です。次は77EDでモザイクでしょうか。

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